「Orient Express」 シタールの魅力はスラッシュ!?

今週はバンド、アラヤヴィジャナやシタールターで活躍するシタール奏者のヨシダダイキチさんをお迎えして、シタールとインド音楽のウマミをたっぷりと聞いていきます。2時間お楽しみに!

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ヨシダダイキチ(シタール)
10才よりギター、ピアノ、音楽理論等を独学で学ぶ。1996年よりインドにてシタール及びインド音楽理論を学んだ後、民族楽器と現代音楽をテーマにボアダムスのヨシミと『サイコババ』の活動を開始。同名義で現在までに5枚のアルバムをリリース。01年ダライラマ主催の「世界聖なる音楽祭」出演。02年NHK「ドレミテレビ ううあとうたおう」に出演。03年、U-zhaan(ASA-CHANG&巡礼)とのユニット『Alayavijana』を結成。同年、UAのアルバム『SUN』収録曲「ファティマとセミラ」をプロデュース。05年、愛知万博「愛地球博」のパビリオン「日本館」のBGMを監修。他に、YMO-remix、ROVOコンピレーション、ソニックユース・トリビュート、GOMA、シュガーソウル、リタ・アッカーマン、OOIO等の作品に参加。ボアダムス、灰野敬二、サーストン・ムーア(Sonic Youth)、ジム・オルーク、マタ・プラサド・ミシェラ、等と共演。ロック、現代アート、インド古典など様々なフィールドで活動。

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Orient Express Mastersのコーナーは、深海魚ダブベーシストとして知られるイギリス人ベーシスト、後にワールドミュージックのプロデューサーとして頭角を現したジャー・ウォーブルです。

Orient Express vol.52

オンエア予定楽曲
1.タンボーレス / エルティーポ
2.Death Valley69(Saicobaba Version) / Yoshimio
3.Fire / Ustad Shujaat Hussain Khan/Kayhan Kalhor/Sandeep Das
4.Raga Shyam Kalyan / Ustad Shujaat Khan
5.Raga:Mishra Khamaj - Alap / Ustad Vilayat Khan
6.Raga:Nand Kayan / Ustad Vilayat Khan
7.不明 / 春日梅鶯
8.女のみち / 宮史郎
9.語り3 / 里 国隆
10.こうき節 / 里 国隆
11.トュリ / UA
12.Live@アサヒアートスクエア / Sitar Tah!


Orient Express Recommends Mar 2008
オリエント・エクスプレス・レコメンズ、一月間にわたって、各ジャンルの最新作から三曲、三アーティストを紹介するコーナーです。

まずはカリフォルニアのカンボジアン・ロック・バンド「デング・フィーヴァー(デング熱)」。西海岸で活躍する米国人オルタナ・ロッカー兄弟がカンボジアを貧乏旅行した際、現地で60'sUSロックに影響を受けた同時代のカンボジアのロックや歌謡曲を発見し、米国に戻り、超キュートな在米カンボジア人歌手コーム・ニモール嬢をヴォーカリストに迎えて組んだカンボジアン・ロック・バンドです。三年の潜伏期間を経て新作が届きました。

1.Tiger Phone Card / Dengue Fever

次はUK在住のインド・パンジャーブ系女性ラッパー、ハード・コー。コー、コールというのはパンジャーブ系の女性によくある名前なんですが、其れを英語のハード・コアとかけた名前ですね。Bガール、ギャングスター風なアネゴラッパーです。少女時代にUKに移住し、英語もままならないままストリートでヒップホップに出会い、ラップを始めたようです。

2.Bombay Deewana / Hardkaur

三組目はベトナム系フランス人女性歌手フーン・タンと、同じくベトナム系フランス人で現代ユーロ・ジャズ周辺で活躍するギタリスト、グエン・レによる三年ぶりの新作です。フレンチ・ジャズの売れっ子サックス奏者、ステファヌ・ギョームはじめ、日本人琴奏者、宮崎恵美子、欧州で活動するベトナム人ダンバウ奏者や、バンブー・マリンバ奏者、カホーンやパンデイロをこなす打楽器奏者、ほか独アクト・レーベル周辺のユーロ・ジャズ系腕達者たちが参加した緻密なミクスチュアーとなっています。

3.Weaving&Awaiting/ Huong Thanh&Nguyen Le


Orient Express Masters 「Jah Wobble
ジャー・ウォーブルは70年代にパンクのパイオニアであるジョン・ライドンによって、彼がセックス・ピストルズを辞めた後に、新たに結成したグループ、Public Image Ltdに誘われました。ジョン・ライドンとは70年代前半から友達としてつるんでいたようですが、それまで彼はベースを弾いたことはなかったと言います。
当時からパンクス達はジャマイカ移民達と交流があり、二人はレゲエを聞いていたようです。彼の名前のジャーとはジャマイカの神様の名前ですね。PILの二枚のアルバムを通して独特な深海魚のように深くダビーなベースを生みだし、80年にソロ・アルバムをリリースし、グループを脱退します。ソロではエジプトをイメージしたビジュアルとえせエジプシャンな音楽性、レゲエ~ダブからの強い影響で注目されます。同時期にはUKダブの中心的ミキサー、エイドリアン・シャーウッドやアフリカン・ヘッド・チャージらとも共演。83年にはU2のエッジと ドイツの実験音楽グループCANの元メンバー、ホルガー・シューカイと共作し、「スネーク・チャーマー」をリリース。この曲はNYのハウスミュージック・シーンでクラシックとして注目されます。もう一曲のホルガー・チューカイとの共作。これもダンスクラシックとなっています。

(BGM1)Public Image / Jah Wobble
1.How Much Are They / Jah Wobble
(BGM2)Fly2 / Jah Wobble
2.Becoming More Like God / Jah Wobble Invaders Of The Heart
(BGM3)Ketmagyl / Jah Wobble
3.Lam Tang Way Dub / Jah Wobble


番組タイトル:「Orient Express」
パーソナリティ:サラーム海上
放送日時: 3月22日土曜日午後2時~午後4時
  ※3月26日水曜日午前 8時~10時再放送
         午後 2時~ 4時再放送
         午後10時~12時再放送
番組宛メール: o-ex@joqr.net

 

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