「Orient Express」 バルセロナ音楽コンピは日本発!
今週はZOOT 16 そして東京No.1ソウルセットのギタリスト/ヴォーカリストの渡辺俊美さんをお迎えして、俊美さんが選曲監修したバルセロナ音楽のコンピ盤「ムジカ・イノセンテ」とソウルセットの新作「No.1」を聞いていきます。2時間お楽しみに!
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●渡辺俊美●
渡辺俊美の活動・表現は多岐に渡って拡がりを見せる。?独自のメロディとカラーを持つヴォーカルは各方面で定評があり、?スチャダラパー、かせきさいだぁ、クボタタケシ、TSUCHIE、RUB-A-DUB MARKET、2BACKKAなど多数の作品やライヴに参加している。
また、2000年以降ソウルセット活動休止中に並行してスタートさせたソロ活動は、SLY MONGOOSE、PE'Z、など新たな感覚を持つバンドとの交流を生み、その成果は2001年、渡辺俊美監修によるコンピレーション・アルバム[Redevelopment](KI/OON RECORDS)のリリースへと結実する。
そして、それらの活動から芽生えた音楽的好奇心を反映し試みる場として結成されたバンド、THE ZOOT16は、ロック、スカ、レゲエ、ダブ、ラテンと様々な音楽の要素と、哀愁漂うヴォーカルが融合したダイナミックかつ男気溢れるサウンドで、多くの若いリスナーの共感を呼び新たなファンを獲得、シングル、ミニ・アルバム、限定ライヴ・アルバムに続いて2004年11月に初のフル・アルバム[RIGHT OUT!]、そしてソウルセット活動再開後の2005年11月には2nd[MUTINY]、2006年7月に3rdアルバム[完全逆様な世界](全てZOOT SUNRISE SOUNDS)を立て続けにリリースし、絶賛を集め、勝手にしやがれコラボレーション企画、THE MODSトリビュート・アルバム、リコ・ロドリゲスとのセッション作品、スカ・フレイムスのレーベル"SUNSHOT"コンピレーション・アルバム[Down Beat Ruler Vol.1]への参加など精力的な活動で話題と注目を集めた。
さらに、渡辺俊美の知られざる一面のひとつであった無類のJAZZ好きが嵩じて2004年にスタートしたジャズ・コンピレーションCD[BRUSHING WORKS Inter Play]シリーズ(全4タイトル/VICTOR)はステレオタイプな世間一般のジャズ観やクラブ・ジャズ的観点とは趣を異にする選曲で、若いリスナーに新しいJAZZの楽しみ方を紐解くのに成功している。
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そしてOrient Express Mastersのコーナーはナターシャ・アトラス。日本でも近年のベリーダンスのブームで、ダンサー達の間では知らない人はいないような存在になっています。
Orient Express vol.51
◆オンエア予定楽曲
1.オレが死ぬ時の理由 / モハメッド・エル・アンカ
2.La Salvacion / GERTRUDIS
3.Luna / Costo Rico
4.Calor Calor / La Troba Kung-Fu
5.Siempre Que Quiera / Muchachito Bombo Infierno
6.El Fiebre / G5
7.Cosmopolitan Time / chesudaka
8.INOCENT LOVE / TOKYO NO.1 SOUL SET
9.さあ、どうなんだい / TOKYO NO.1 SOUL SET
10.SUGER DROP / Zoot16
11.Alta Tension / Alcohol Fino
12.Una Historia D'Amor / Obrint Pas
◆Orient Express Recommends Mar 2008
オリエント・エクスプレス・レコメンズ、一月間にわたって、各ジャンルの最新作から三曲、三アーティストを紹介するコーナーです。
まずはカリフォルニアのカンボジアン・ロック・バンド「デング・フィーヴァー(デング熱)」。西海岸で活躍する米国人オルタナ・ロッカー兄弟がカンボジアを貧乏旅行した際、現地で60'sUSロックに影響を受けた同時代のカンボジアのロックや歌謡曲を発見し、米国に戻り、超キュートな在米カンボジア人歌手コーム・ニモール嬢をヴォーカリストに迎えて組んだカンボジアン・ロック・バンドです。三年の潜伏期間を経て新作が届きました。
1.Tiger Phone Card / Dengue Fever
次はUK在住のインド・パンジャーブ系女性ラッパー、ハード・コー。コー、コールというのはパンジャーブ系の女性によくある名前なんですが、其れを英語のハード・コアとかけた名前ですね。Bガール、ギャングスター風なアネゴラッパーです。少女時代にUKに移住し、英語もままならないままストリートでヒップホップに出会い、ラップを始めたようです。
2.Bombay Deewana / Hardkaur
三組目はベトナム系フランス人女性歌手フーン・タンと、同じくベトナム系フランス人で現代ユーロ・ジャズ周辺で活躍するギタリスト、グエン・レによる三年ぶりの新作です。フレンチ・ジャズの売れっ子サックス奏者、ステファヌ・ギョームはじめ、日本人琴奏者、宮崎恵美子、欧州で活動するベトナム人ダンバウ奏者や、バンブー・マリンバ奏者、カホーンやパンデイロをこなす打楽器奏者、ほか独アクト・レーベル周辺のユーロ・ジャズ系腕達者たちが参加した緻密なミクスチュアーとなっています。
3.Weaving&Awaiting/ Huong Thanh&Nguyen Le
◆Orient Express Masters 「Natacha Atlas」
1964年ベルギー生まれ,母はイギリス人,父はエジプトとモロッコ人のハーフ、曾祖父にはユダヤの血も入っているという非常に複雑な生まれです。アラビア語、英語、フランス語、スペイン語を話し、子供の頃からベリーダンスを学びました。
90年代にロンドンで、ジャー・ウォーブル&インヴェイダーズ・オブ・ザ・ハートやトランス・グローバル・アンダーグラウンドなど、90年代初頭のエスニック。トランスと呼ばれたサウンドのグループで、圧倒的なアラビア語、コブシで注目を浴びました。
(BGM1)Marifnaash / Natacha Atlas
1.Yallah Chant / Natacha Atlas
(BGM2)Moustahil / Natacha Atlas
2.Ali Mullah / Musafir feat. TGU & Natacha Atlas
(BGM3)Amulet / Natacha Atlas
3.Mish Fadilak (version francais) / Natacha Atlas
■番組タイトル:「Orient Express」
■パーソナリティ:サラーム海上
■放送日時: 3月15日土曜日午後2時~午後4時
※3月19日水曜日午前 8時~10時再放送
午後 2時~ 4時再放送
午後10時~12時再放送
■番組宛メール: o-ex@joqr.net