「Orient Express」 世界一周のUNIQueな音楽を

今週は、一年間仕事を休んで、夫婦で世界一周旅に出ていた音楽ライター・編集者の大石始さんをお迎えして、彼がこの一年で聞いた現地最新音楽をたっぷりと聞いていきます。2時間お楽しみに!

大石さんはタワーレコードのフリーペーパーbounceの編集部で長く働いていて、僕も色々と原稿を書かせていただいたつきあいです。そして一年の旅行中も、モロッコで合流して、グナワフェスティバルと、その後の砂漠ツアーまでご一緒させていただきました。

Orient Express Mastersのコーナーは、ブラジルの人気女性SSWマリーザ・モンチを特集いたします。

Orient Express vol.53

オンエア予定楽曲
1.Yemaya / Raphael Sebbag
2.Now Is Better / Tuomas Toivonen
3.Aueli / Stefano Miele feat. Arakne Mediterranea
4.Ya Denia feat.Mouna / H.Kayane
5.Mambo13 / MUCHACHITO Bombo Infierno
6.Emmene-Moi Avec Toi / Perle Lama
7.Put It On / Manu Chao
8.Danza Del Agua / Miki Gonzalez
9.Haka Pei / Matato A
10.Yemanja / Bale Folclorico de Bahia
11.Rum Is Meh Lover / Karma
12.What A Happy Time / Bobo Family


Orient Express Recommends Mar 2008
オリエント・エクスプレス・レコメンズ、一月間にわたって、各ジャンルの最新作から三曲、三アーティストを紹介するコーナーです。

まずはカリフォルニアのカンボジアン・ロック・バンド「デング・フィーヴァー(デング熱)」。西海岸で活躍する米国人オルタナ・ロッカー兄弟がカンボジアを貧乏旅行した際、現地で60'sUSロックに影響を受けた同時代のカンボジアのロックや歌謡曲を発見し、米国に戻り、超キュートな在米カンボジア人歌手コーム・ニモール嬢をヴォーカリストに迎えて組んだカンボジアン・ロック・バンドです。三年の潜伏期間を経て新作が届きました。

1.Tiger Phone Card / Dengue Fever

次はUK在住のインド・パンジャーブ系女性ラッパー、ハード・コー。コー、コールというのはパンジャーブ系の女性によくある名前なんですが、其れを英語のハード・コアとかけた名前ですね。Bガール、ギャングスター風なアネゴラッパーです。少女時代にUKに移住し、英語もままならないままストリートでヒップホップに出会い、ラップを始めたようです。

2.Bombay Deewana / Hardkaur

三組目はベトナム系フランス人女性歌手フーン・タンと、同じくベトナム系フランス人で現代ユーロ・ジャズ周辺で活躍するギタリスト、グエン・レによる三年ぶりの新作です。フレンチ・ジャズの売れっ子サックス奏者、ステファヌ・ギョームはじめ、日本人琴奏者、宮崎恵美子、欧州で活動するベトナム人ダンバウ奏者や、バンブー・マリンバ奏者、カホーンやパンデイロをこなす打楽器奏者、ほか独アクト・レーベル周辺のユーロ・ジャズ系腕達者たちが参加した緻密なミクスチュアーとなっています。

3.Weaving&Awaiting/ Huong Thanh&Nguyen Le


Orient Express Masters 「Marisa Monte
マリーザ・モンチは1967年リオデジャネイロ生まれ。エスコーラ・ヂ・サンバ(サンバ学校)の名門、ポルテーラの役員だった父を持ち、幼少期から身の回りを音楽が取り囲む環境で育ってきました。十代にオペラを学び、イタリアに留学した後、19歳でポピュラー音楽に転向しました。その後ブラジルに戻り、ジャズ・バーで歌い出したところ、すぐに注目され、数ヵ月後に、彼女はブラジルの大劇場を満員にするまでの存在になりました。 21歳の時の1989年にライブ録音のファースト・アルバムでデビュー。ファーストからライブですから、すでに歌手として完成されていたということですね。

(BGM1)Amor I Love You / Marisa Monte
1.Volte Para O Seu Lar / Marisa Monte
(BGM2)Nao Va Embora / Marisa Monte
2.Tribalistas / Tribalistas
(BGM3)O Que Me Importa / Marisa Monte
3.わたしのカナリア / Marisa Monte


番組タイトル:「Orient Express」
パーソナリティ:サラーム海上
放送日時: 3月29日土曜日午後2時~午後4時
  ※4月 2日水曜日午前 8時~10時再放送
         午後 2時~ 4時再放送
         午後10時~12時再放送
番組宛メール: o-ex@joqr.net

「Orient Express」 シタールの魅力はスラッシュ!?

今週はバンド、アラヤヴィジャナやシタールターで活躍するシタール奏者のヨシダダイキチさんをお迎えして、シタールとインド音楽のウマミをたっぷりと聞いていきます。2時間お楽しみに!

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ヨシダダイキチ(シタール)
10才よりギター、ピアノ、音楽理論等を独学で学ぶ。1996年よりインドにてシタール及びインド音楽理論を学んだ後、民族楽器と現代音楽をテーマにボアダムスのヨシミと『サイコババ』の活動を開始。同名義で現在までに5枚のアルバムをリリース。01年ダライラマ主催の「世界聖なる音楽祭」出演。02年NHK「ドレミテレビ ううあとうたおう」に出演。03年、U-zhaan(ASA-CHANG&巡礼)とのユニット『Alayavijana』を結成。同年、UAのアルバム『SUN』収録曲「ファティマとセミラ」をプロデュース。05年、愛知万博「愛地球博」のパビリオン「日本館」のBGMを監修。他に、YMO-remix、ROVOコンピレーション、ソニックユース・トリビュート、GOMA、シュガーソウル、リタ・アッカーマン、OOIO等の作品に参加。ボアダムス、灰野敬二、サーストン・ムーア(Sonic Youth)、ジム・オルーク、マタ・プラサド・ミシェラ、等と共演。ロック、現代アート、インド古典など様々なフィールドで活動。

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Orient Express Mastersのコーナーは、深海魚ダブベーシストとして知られるイギリス人ベーシスト、後にワールドミュージックのプロデューサーとして頭角を現したジャー・ウォーブルです。

Orient Express vol.52

オンエア予定楽曲
1.タンボーレス / エルティーポ
2.Death Valley69(Saicobaba Version) / Yoshimio
3.Fire / Ustad Shujaat Hussain Khan/Kayhan Kalhor/Sandeep Das
4.Raga Shyam Kalyan / Ustad Shujaat Khan
5.Raga:Mishra Khamaj - Alap / Ustad Vilayat Khan
6.Raga:Nand Kayan / Ustad Vilayat Khan
7.不明 / 春日梅鶯
8.女のみち / 宮史郎
9.語り3 / 里 国隆
10.こうき節 / 里 国隆
11.トュリ / UA
12.Live@アサヒアートスクエア / Sitar Tah!


Orient Express Recommends Mar 2008
オリエント・エクスプレス・レコメンズ、一月間にわたって、各ジャンルの最新作から三曲、三アーティストを紹介するコーナーです。

まずはカリフォルニアのカンボジアン・ロック・バンド「デング・フィーヴァー(デング熱)」。西海岸で活躍する米国人オルタナ・ロッカー兄弟がカンボジアを貧乏旅行した際、現地で60'sUSロックに影響を受けた同時代のカンボジアのロックや歌謡曲を発見し、米国に戻り、超キュートな在米カンボジア人歌手コーム・ニモール嬢をヴォーカリストに迎えて組んだカンボジアン・ロック・バンドです。三年の潜伏期間を経て新作が届きました。

1.Tiger Phone Card / Dengue Fever

次はUK在住のインド・パンジャーブ系女性ラッパー、ハード・コー。コー、コールというのはパンジャーブ系の女性によくある名前なんですが、其れを英語のハード・コアとかけた名前ですね。Bガール、ギャングスター風なアネゴラッパーです。少女時代にUKに移住し、英語もままならないままストリートでヒップホップに出会い、ラップを始めたようです。

2.Bombay Deewana / Hardkaur

三組目はベトナム系フランス人女性歌手フーン・タンと、同じくベトナム系フランス人で現代ユーロ・ジャズ周辺で活躍するギタリスト、グエン・レによる三年ぶりの新作です。フレンチ・ジャズの売れっ子サックス奏者、ステファヌ・ギョームはじめ、日本人琴奏者、宮崎恵美子、欧州で活動するベトナム人ダンバウ奏者や、バンブー・マリンバ奏者、カホーンやパンデイロをこなす打楽器奏者、ほか独アクト・レーベル周辺のユーロ・ジャズ系腕達者たちが参加した緻密なミクスチュアーとなっています。

3.Weaving&Awaiting/ Huong Thanh&Nguyen Le


Orient Express Masters 「Jah Wobble
ジャー・ウォーブルは70年代にパンクのパイオニアであるジョン・ライドンによって、彼がセックス・ピストルズを辞めた後に、新たに結成したグループ、Public Image Ltdに誘われました。ジョン・ライドンとは70年代前半から友達としてつるんでいたようですが、それまで彼はベースを弾いたことはなかったと言います。
当時からパンクス達はジャマイカ移民達と交流があり、二人はレゲエを聞いていたようです。彼の名前のジャーとはジャマイカの神様の名前ですね。PILの二枚のアルバムを通して独特な深海魚のように深くダビーなベースを生みだし、80年にソロ・アルバムをリリースし、グループを脱退します。ソロではエジプトをイメージしたビジュアルとえせエジプシャンな音楽性、レゲエ~ダブからの強い影響で注目されます。同時期にはUKダブの中心的ミキサー、エイドリアン・シャーウッドやアフリカン・ヘッド・チャージらとも共演。83年にはU2のエッジと ドイツの実験音楽グループCANの元メンバー、ホルガー・シューカイと共作し、「スネーク・チャーマー」をリリース。この曲はNYのハウスミュージック・シーンでクラシックとして注目されます。もう一曲のホルガー・チューカイとの共作。これもダンスクラシックとなっています。

(BGM1)Public Image / Jah Wobble
1.How Much Are They / Jah Wobble
(BGM2)Fly2 / Jah Wobble
2.Becoming More Like God / Jah Wobble Invaders Of The Heart
(BGM3)Ketmagyl / Jah Wobble
3.Lam Tang Way Dub / Jah Wobble


番組タイトル:「Orient Express」
パーソナリティ:サラーム海上
放送日時: 3月22日土曜日午後2時~午後4時
  ※3月26日水曜日午前 8時~10時再放送
         午後 2時~ 4時再放送
         午後10時~12時再放送
番組宛メール: o-ex@joqr.net

「Orient Express」 バルセロナ音楽コンピは日本発!

今週はZOOT 16 そして東京No.1ソウルセットのギタリスト/ヴォーカリストの渡辺俊美さんをお迎えして、俊美さんが選曲監修したバルセロナ音楽のコンピ盤「ムジカ・イノセンテ」とソウルセットの新作「No.1」を聞いていきます。2時間お楽しみに!

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渡辺俊美
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渡辺俊美の活動・表現は多岐に渡って拡がりを見せる。?独自のメロディとカラーを持つヴォーカルは各方面で定評があり、?スチャダラパー、かせきさいだぁ、クボタタケシ、TSUCHIE、RUB-A-DUB MARKET、2BACKKAなど多数の作品やライヴに参加している。
また、2000年以降ソウルセット活動休止中に並行してスタートさせたソロ活動は、SLY MONGOOSE、PE'Z、など新たな感覚を持つバンドとの交流を生み、その成果は2001年、渡辺俊美監修によるコンピレーション・アルバム[Redevelopment](KI/OON RECORDS)のリリースへと結実する。
そして、それらの活動から芽生えた音楽的好奇心を反映し試みる場として結成されたバンド、THE ZOOT16は、ロック、スカ、レゲエ、ダブ、ラテンと様々な音楽の要素と、哀愁漂うヴォーカルが融合したダイナミックかつ男気溢れるサウンドで、多くの若いリスナーの共感を呼び新たなファンを獲得、シングル、ミニ・アルバム、限定ライヴ・アルバムに続いて2004年11月に初のフル・アルバム[RIGHT OUT!]、そしてソウルセット活動再開後の2005年11月には2nd[MUTINY]、2006年7月に3rdアルバム[完全逆様な世界](全てZOOT SUNRISE SOUNDS)を立て続けにリリースし、絶賛を集め、勝手にしやがれコラボレーション企画、THE MODSトリビュート・アルバム、リコ・ロドリゲスとのセッション作品、スカ・フレイムスのレーベル"SUNSHOT"コンピレーション・アルバム[Down Beat Ruler Vol.1]への参加など精力的な活動で話題と注目を集めた。
さらに、渡辺俊美の知られざる一面のひとつであった無類のJAZZ好きが嵩じて2004年にスタートしたジャズ・コンピレーションCD[BRUSHING WORKS Inter Play]シリーズ(全4タイトル/VICTOR)はステレオタイプな世間一般のジャズ観やクラブ・ジャズ的観点とは趣を異にする選曲で、若いリスナーに新しいJAZZの楽しみ方を紐解くのに成功している。

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そしてOrient Express Mastersのコーナーはナターシャ・アトラス。日本でも近年のベリーダンスのブームで、ダンサー達の間では知らない人はいないような存在になっています。

Orient Express vol.51

オンエア予定楽曲
1.オレが死ぬ時の理由 / モハメッド・エル・アンカ
2.La Salvacion / GERTRUDIS
3.Luna / Costo Rico
4.Calor Calor / La Troba Kung-Fu
5.Siempre Que Quiera / Muchachito Bombo Infierno
6.El Fiebre / G5
7.Cosmopolitan Time / chesudaka
8.INOCENT LOVE / TOKYO NO.1 SOUL SET
9.さあ、どうなんだい / TOKYO NO.1 SOUL SET
10.SUGER DROP / Zoot16
11.Alta Tension / Alcohol Fino
12.Una Historia D'Amor / Obrint Pas


Orient Express Recommends Mar 2008
オリエント・エクスプレス・レコメンズ、一月間にわたって、各ジャンルの最新作から三曲、三アーティストを紹介するコーナーです。

まずはカリフォルニアのカンボジアン・ロック・バンド「デング・フィーヴァー(デング熱)」。西海岸で活躍する米国人オルタナ・ロッカー兄弟がカンボジアを貧乏旅行した際、現地で60'sUSロックに影響を受けた同時代のカンボジアのロックや歌謡曲を発見し、米国に戻り、超キュートな在米カンボジア人歌手コーム・ニモール嬢をヴォーカリストに迎えて組んだカンボジアン・ロック・バンドです。三年の潜伏期間を経て新作が届きました。

1.Tiger Phone Card / Dengue Fever

次はUK在住のインド・パンジャーブ系女性ラッパー、ハード・コー。コー、コールというのはパンジャーブ系の女性によくある名前なんですが、其れを英語のハード・コアとかけた名前ですね。Bガール、ギャングスター風なアネゴラッパーです。少女時代にUKに移住し、英語もままならないままストリートでヒップホップに出会い、ラップを始めたようです。

2.Bombay Deewana / Hardkaur

三組目はベトナム系フランス人女性歌手フーン・タンと、同じくベトナム系フランス人で現代ユーロ・ジャズ周辺で活躍するギタリスト、グエン・レによる三年ぶりの新作です。フレンチ・ジャズの売れっ子サックス奏者、ステファヌ・ギョームはじめ、日本人琴奏者、宮崎恵美子、欧州で活動するベトナム人ダンバウ奏者や、バンブー・マリンバ奏者、カホーンやパンデイロをこなす打楽器奏者、ほか独アクト・レーベル周辺のユーロ・ジャズ系腕達者たちが参加した緻密なミクスチュアーとなっています。

3.Weaving&Awaiting/ Huong Thanh&Nguyen Le


Orient Express Masters 「Natacha Atlas
1964年ベルギー生まれ,母はイギリス人,父はエジプトとモロッコ人のハーフ、曾祖父にはユダヤの血も入っているという非常に複雑な生まれです。アラビア語、英語、フランス語、スペイン語を話し、子供の頃からベリーダンスを学びました。
90年代にロンドンで、ジャー・ウォーブル&インヴェイダーズ・オブ・ザ・ハートやトランス・グローバル・アンダーグラウンドなど、90年代初頭のエスニック。トランスと呼ばれたサウンドのグループで、圧倒的なアラビア語、コブシで注目を浴びました。

(BGM1)Marifnaash / Natacha Atlas
1.Yallah Chant / Natacha Atlas
(BGM2)Moustahil / Natacha Atlas
2.Ali Mullah / Musafir feat. TGU & Natacha Atlas
(BGM3)Amulet / Natacha Atlas
3.Mish Fadilak (version francais) / Natacha Atlas


番組タイトル:「Orient Express」
パーソナリティ:サラーム海上
放送日時: 3月15日土曜日午後2時~午後4時
  ※3月19日水曜日午前 8時~10時再放送
         午後 2時~ 4時再放送
         午後10時~12時再放送
番組宛メール: o-ex@joqr.net

「Orient Express」 マリ2時間特集

今週は西アフリカの内陸国マリ共和国の音楽を特集します。多々あるアフリカ音楽のうち最もチルアウトでナゴミ度数の高いマリの音楽、2時間お楽しみに!

そしてOrient Express Mastersのコーナーもマリ共和国特集!マリの代表的なミュージシャンであるアリ・ファルカ・トゥーレを特集します。2時間マリづくしですね!

Orient Express vol.50

オンエア予定楽曲
1.Basement Bhangra Anthem / DJ Rekha & Sunil Sehgal ft.Wyclef Jean & Bikram Singh
2.カウンディング / トゥマニ・ジャバテ
3.Yambo / サリフ・ケイタ
4.Africa / アビブ・コワテ&バマダ
5.Manian / Rokia Traore
6.Coulibaly / Amadou&Mariam
7.ディビィ(影) / ナハワ・ドゥンビア
8.Nogo / イサ・バガヨゴ
9.Djandjo / Keletigui Diabate
10.Bassekou / Basseekou Kouyate&Ngoni ba
11.アラシディ〜エゴイスト / アフェル・ボクゥーム
12.Taskiout / Tinariwen
13.Tabey Tarate / Tartit


Orient Express Recommends Mar 2008
オリエント・エクスプレス・レコメンズ、一月間にわたって、各ジャンルの最新作から三曲、三アーティストを紹介するコーナーです。

まずはカリフォルニアのカンボジアン・ロック・バンド「デング・フィーヴァー(デング熱)」。西海岸で活躍する米国人オルタナ・ロッカー兄弟がカンボジアを貧乏旅行した際、現地で60'sUSロックに影響を受けた同時代のカンボジアのロックや歌謡曲を発見し、米国に戻り、超キュートな在米カンボジア人歌手コーム・ニモール嬢をヴォーカリストに迎えて組んだカンボジアン・ロック・バンドです。三年の潜伏期間を経て新作が届きました。

1.Tiger Phone Card / Dengue Fever

次はUK在住のインド・パンジャーブ系女性ラッパー、ハード・コー。コー、コールというのはパンジャーブ系の女性によくある名前なんですが、其れを英語のハード・コアとかけた名前ですね。Bガール、ギャングスター風なアネゴラッパーです。少女時代にUKに移住し、英語もままならないままストリートでヒップホップに出会い、ラップを始めたようです。

2.Bombay Deewana / Hardkaur

三組目はベトナム系フランス人女性歌手フーン・タンと、同じくベトナム系フランス人で現代ユーロ・ジャズ周辺で活躍するギタリスト、グエン・レによる三年ぶりの新作です。フレンチ・ジャズの売れっ子サックス奏者、ステファヌ・ギョームはじめ、日本人琴奏者、宮崎恵美子、欧州で活動するベトナム人ダンバウ奏者や、バンブー・マリンバ奏者、カホーンやパンデイロをこなす打楽器奏者、ほか独アクト・レーベル周辺のユーロ・ジャズ系腕達者たちが参加した緻密なミクスチュアーとなっています。

3.Weaving&Awaiting/ Huong Thanh&Nguyen Le


Orient Express Masters 「Ali Farka Toure
マリのジョン・リー・フッカーとの異名を持つ故アリ・ファルカ・トゥーレ。1939年にマリ北西部ニジェール川岸の小さな町で生まれ、後にマリ中部の町ニアフンケに移住。子供の頃から四弦リュートや一弦ヴァイオリンのンジャルカなどを弾き、その頃は精霊とのコンタクトによって起こる発作に苦しみ、精霊とコミュニケーションを取れるようになりました。10代に自動車整備工や河岸救急警備隊などで働きながら、地元の儀式や歌手のバックで演奏を始め、50年代にギターに出会い、マリ北部サハラ周辺のタマシュク=トゥアレグ、ソンガイ、ペウル(遊牧民)の音楽をギターに置き換えた音楽を作り始めました。

1.バンダラボーロウ / Ali Farka Toure
2.Soukora / Ali Farka Toure/Ry Cooder
3.Mamadou Boutiquier / Ali Farka Toure/Tomani Djabate


番組タイトル:「Orient Express」
パーソナリティ:サラーム海上
放送日時: 3月 8日土曜日午後2時~午後4時
  ※3月 12日水曜日午前 8時~10時再放送
         午後 2時~ 4時再放送
         午後10時~12時再放送
番組宛メール: o-ex@joqr.net

 

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