Celtic Note
お料理満載な8月!!!
ゲストは松井ゆみ子さん

matsui_stew.jpg「World Music Styles ~Ceitic Note」第12回目の放送内容をご紹介します。

■特集:松井ゆみ子さんを迎えて■

第12回目のプログラムになります。

今回は日本とアイルランドを往復する生活の中、約20年アイルランドの文化を紹介しつづけてきたジャーナリストであり写真家の松井ゆみ子さんにゲストに来ていただきました。

M1 :『HEAVEN』by CLAIRE SPROULE from "SHADES OF NIGHT"

まずは私のところに届いた新譜から1曲、北アイルランド話題の新人アーティスト クレア・スプロールのセカンドアルバムより。

以下は松井さんがスタジオに持って来てくださったCDより。

M2 :『IRELAND FREE』by JOHN SPILLANE from "MY DARK ROSALEEN & THE ISLAND OF DREAMS"
M3 :『Courtin' in The Kitchen』by Dessie O' Halloran from "THE POUND ROAD"
M4 :『You I'm Thinking of』by Relish from "WiLD FLOWERS"


■Celtic Destination Tokyo■

  Celtic Destination Tokyoのコーナー、このコーナーでは日本でも気軽に体験できるケルト関係のスポットを紹介しています。第5回目の今回は都内でもっとも歴史のあるパブの一つであるダブリナーズの新宿店さん。店長の白拍子樹さんにお話をうかがいました。

曲は白拍子さんの選曲でリバーダンスのサウンドトラックより、リバーダンスをご紹介いたします。

M5: 『Riverdance』by Riverdance "Sound track"

ダブリナーズさんのホームページ

cabbage_bacon_shinjuku.jpg Dub_shinsuku_fish.jpg half_shinjuku.jpg 写真はダブリナーズさんの人気メニュー「キャベッジ&ベーコン」、「フィッシュ&チップス」、そして見えにくいですがシャムロックが描かれているHalf & halfです。

続いては玉城ちはるさんの「Celtic Note紀行」。今回はスコットランドの首都エジンバラでのお話です。

音楽もすべてスコットランド産にしてみました!

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「Celtic Note紀行」 1. Sea / LAU (From LIVE)
2. Michael Coleman's Jig / Aly Bain & phil Cunningham (From Spring the summer long)
3. The Gentle Giant / Flook (From Flatfish)

提供:三井不動産レジデンシャル
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   引き続き松井ゆみ子さんにお話をうかがいました。

Celtic Note8月放送分にゲスト出演された松井ゆみ子さんにアイルランド料理のレシピをいただきました!

●アイリッシュシチュー

matsui_stew.jpg ラムとじゃがいもの煮込みは、アイルランドの伝統料理です。でも家庭でつくるのが基本なので、様々なバージョンがあります。

材料 (2人分)
ラム(ひとくち大に切る)200g、タマネギ 1個、ニンジン1本、ジャガイモ中くらいのサイズ2~3個(4つわりほどの大きさに切る)、パセリ、タイムを少々、固形スープの素1個、塩、コショウ

1.ラムをフライパンでさっと焼いておく(中まで火が通ってなくてもOK)。
2.鍋に油を軽くひき、タマネギを炒める。ニンジン、ジャガイモ、ラムを加え、軽く炒め合わせたら、水300ccを注ぎ、スープの素、パセリ、タイム、塩、コショウを加えて1時間ほど煮込む。

*アイルランドでは、これにターニップというカブの一種を入れたりします。骨つきのラムチョップを使うときは、やはりさっとフライパンで表面を焼き、キャセロール鍋にうつします。その上に、タマネギ、ニンジン、スライスしたジャガイモを生のまま重ね、スープストック(固形スープ&水300ccで代用)を注ぎ、オーブン(200度で1時間強)で焼く方法もあります。

●コルカノン

matsui_colucanon.jpg ハロウィンのためのごちそうのひとつ。10月31日のハロウィンは、アイルランド人の祖先ケルト民族のお祭りです。ケルトの暦の新年は11月1日で、ハロウィンはその大晦日にあたり、悪霊払いを行ないました。収穫祭の意味もあり、コルカノンもふだんはたくさん口にすることのない、バターや牛乳をたっぷり入れるところが特別でした。

材料(2人分)
ジャガイモ 中サイズ 3個、キャベツ(できればケールのように緑の濃いタイプを。なければ外葉を使用) 大き目の葉3枚ほど、スプリングオニオン(わけぎ)みじん切りしたもの大さじ1、牛乳 1/4カップ、バター 小さじ1、塩、コショウ。

1.ジャガイモを皮つきのまま、塩水(海水くらいの塩気)で茹でる。
2.皮をむいてマッシュする。このとき、弱火にかけながらマッシュすると、水分がとんでほっくりと仕上がる。
3.キャベツをしんなりするくらいに茹でる。ジャガイモと一緒に茹でても可。水気をしぼって、あらみじんに切る。
4.2にバターをまぜ、キャベツ、スプリングオニオンを入れ、牛乳を加えてまぜあわす。塩、コショウは適量。

*北アイルランドでは、コルカノンからキャベツを抜いたもの(マッシュポテトにスプリングオニオンをまぜたもの)は、チャンプとよばれ、肉や魚料理に添えて日常的に食されています。

●シェパーズ・パイ

matsui_shepards.jpg イギリスでもポピュラーな料理ですから、ご存知の方も多いかな。アイルランドの家庭では、ローストしたラム肉が残ったときにつくることが多いです。

材料(2人分)
ラム肉(細切れ。ひき肉でも可)250g、タマネギ 1個、ガーリック1カケ(みじん切り)、マッシュルーム 3~4個(みじん切り)、ニンジン 半本(みじん切り)、タイム少々、塩、コショウ。
トッピング:ジャガイモ 中4個、バター 大さじ1、牛乳 適量。

1.トッピングをつくる。ジャガイモをコルカノンと同じ要領で茹で、マッシュする。バターをまぜ、牛乳を加えるが、やわらかくなりすぎないよう。軽く塩、コショウ。
2.タマネギとガーリックを炒める。火が通ったらマッシュルームを入れてさらに炒める。肉を加えて、色が変わったらニンジンを加えてまぜあわす。
3.深めのパイ皿に2を入れ、その上に1をしきつめ、200度のオーブンで30分ほど焼く。表面が軽く色づけばできあがり。

*ミートソースが残ったときに応用できます。

●ミューズリ・ビスケット

matsui_buisket.jpg オーツ麦でつくるお粥(オートミール)はポリッジとよばれ、ケルトの時代からアイルランド人の主食でした。ミューズリは、オーツ麦とドライフルーツやナッツをまぜたもの。日本でも朝食用シリアルとして人気が出てきました。もともとはスイスで開発された病院食だったそうです。
オーツ麦は、ゆっくり燃焼するので、腹持ちのいい食材として特に朝食にうってつけ。忙しくて食事の時間が不規則になりがちな人には強い味方です。
市販のミューズリでつくるビスケットは、すごく簡単。つくりおきしておくと、健康的なスナックとして重宝します。

材料 (バー8本分)
ミューズリ 1カップ、薄力粉 半カップ、溶かしバター 1/3カップ、砂糖1/4カップ、
ゴールデンシロップ又はハチミツ 大さじ1、重曹 小さじ1/3、好みでシナモン適量。

1.溶かしバターにゴールデンシロップかハチミツをまぜる。
2.粉類全部と1をまぜあわす。
3.角型ケーキ皿にうすく油をひき、2をしきつめる。180度に熱したオーブンで15分ほど焼く。こげやすいので注意。
4.オーブンから出し、固まらないうちに切りわけ、ラックなどにのせて冷ます。

*ミューズリとオーツ麦を半々の割合でまぜて使うこともできます。もっとオーツっぽい、素朴なビスケットになります。

M6 :『Sibhan Ni Dhuibhir』by A Tale of the Gale from "A Tale of the Gale"
M7 :『The Clare Reel』by Martin Hayes & Dennis Cahill from "Welcome Here Again"
M8 :『A GHAOTH ANDEAS』by ZOE CONWAY from "THE HORSE'S TAIL"
M9 :『The Humours of Tullycreen/The Princess Royal』by Cormac Breatnach from "Musical Journey"
M10 :『CARRICKFERGUS』by VAN MORRISON & THE CHIEFTAINS from "IRISH HEARTBEAT"

最後は9月に来日するフィンランドのハーモニカ・カルテット、スヴェングの新作から。

スヴェングの来日情報はこちらを参照ください。

M11 :『ハウルの動く城』by スヴェング from "Jarutta"

番組タイトル:「Celtic Note」
パーソナリティ:野崎洋子
放送日時: 毎週木曜日 午前6時~午前8時、午後12時~14時、午後8時~10時
毎週日曜日 午後12時~14時
番組宛メール: note@joqr.net
 

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