「Celtic Note」ヴェーセンについて
こんにちは、MUSIC PLANT野崎です。いよいよ北欧スウェーデンからやってくるヴェーセンのコンサートツアーを来週に控え、てんてこまいの日々が続いています。今までトリオ編成で3度来日したヴェーセンですが、今回ははじめてパーカッションを伴っての4人での来日になります。あぁ~早く来ないかなぁ~。彼らを空港に迎えに行くのが本当に楽しみです。
ヴェーセンの面白さは、まずはなんといってもメインの楽器のニッケルハルパ。これが楽器というより機械みたいに見えるから不思議です。雑誌で「ムカデか軍艦といったルックス」と書かれたこともあります。でもスウェーデンではお札の裏に印刷されていたりする由緒ある楽器なんですよ。一番古い記録では14世紀のお城の石の壁に掘られているのが現在でも確認できます。他にも中世の教会の天使にニッケルハルパを演奏しているシーンが描かれていたりもします。(写真参照)
この楽器、なんといっても音色がとてもユニークなんですよね。ハンガリーのハーディ・ガーディと同じ機械楽器に分類されるのですが、ヴァイオリンににた音色がして、共鳴弦が多いので教会で聴いているようなナチュラル・リバーブ感が感じられます。ニッケルハルパを聴いて、スウェーデンの空気を少しでも感じていただけたら、と思います。
今月のCeltic Noteでも特集していますので、是非番組を聴いてください。そして気に入ったらぜひぜひコンサートにも、いらしてくださいね!
コンサートの詳細はこちら。
http://www.mplant.com/koruna/vasen/vasen2007.html
■番組タイトル:「Celtic Note」
■パーソナリティ:野崎洋子
■放送日時: 毎週木曜日 午前6時~午前8時、午後12時~14時、午後8時~10時
毎週日曜日 午後12時~14時
■番組宛メール: note@joqr.net