「Celtic Note」 Liadanインタビューについて

THE MUSIC PLANTの野崎です。実際の放送の中では簡単にしか訳してなかったのですが、せっかくリアダンのエレインがたくさんしゃべってくれたので、全訳をつけることにしました。放送と一緒にお楽しみください!

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野崎「うーん、何から聞こうか? 今回は楽しかった?」

エレイン「とっても本当に楽しかったわ。京都とか、東京の違うエリアとか、前回と違う町が見れたし。私にとって一番思い出に残ったのは実際の京都の公演ね。15,000人のお客さんが目の前にいて、最初から一生懸命聞いてくれて手拍子してくれたこと。それは素晴らしい経験だった。もう日ざしがとても強くてものすごく暑かったんだけど、 そんな事は演奏をしているうちに忘れてしまった。アイルランドでは今はもうかなり涼しくなってきているので、天気がよかったのが追加で嬉しかった事かなぁ。本当に日本のお客さんの前で演 奏するのはとても楽しいわね。東京も良かった。オフの時間もとれたか ら、ちょっとショピングもできたし、毎日ご飯がおいしくて、ご飯が毎日楽しみだった。お寿司とか、いろんなレストランにトライしたの。日本食とか。中華。昨日はイタリアンに行ったんだけど、まぁ、それはアイルランドで食べるのとさして変わらなかったけど、あれもおいしかったわね。もう家に帰るんだけど、また来たいと思っているわ」

野崎「何か他にない?」

エレイン「もっと短めにしゃべれば良かったわね。そしたら私が話した後すぐ訳せたのにね」(と、優しくて頭の良いエレイン)

野崎「他のミュージシャンをフェスティバルで観た?」

エレイン「そうそう。タラフ・ドゥ・ハイドゥークスと出会ったわ。彼らがオフステージで演奏しているのも聞いたし、ステージも観たけど、も のすごく興味深かった。ジプシー音楽はたいして詳しくないんだけど、 ものすごくアイリッシュミュ-ジックとは違っていて、とってもパフォーマンス中心のエネルギーにあふれる音楽だった。ものすごく早くって、中毒になりそうな音楽だったわよ。それからロサンゼルスから のジェイソン・フォークナー。素晴らしいシンガーソングライター。彼とはお寿司も一緒に食べたわよ。あと日本のシンガーで南の島から来 た、名前忘れちゃったけど・・」

野崎「大工哲弘さんね」

エレイン「そうそう、大工サン。彼の歌の一つがバンドメンバーのシー レが歌う、CDにも収録されているゲーリックのシャーンノス(独 唱)シンギングのメロディにとても似ていたの。それはすごく興味深い ことだと思った。彼がステージで歌うのを聴くのはとても楽しかった し、パーティでも歌ってくれた」

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野崎「(なんとなく訳す)では曲を紹介してくれる?」

エレイン「オーケー。また長くしゃべっちゃってごめんなさい。朝の 7:30だとこんな調子なのよ。」

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野崎「バンドを結成したきっかけは?」

エレイン「結成したのはだいたい3年半くらい前。リメリックで結成したの。私たちはちょうどリムリック大学を卒業した時期で、私たちのうち何人かはアイルランドの伝統音楽のマスターコースを取ろうとしているところだった。私たちそれぞれが、それぞれの楽器のコースを取っていた。 一つの楽器にしぼらなくちゃいけなかったので、たとえばディアドラが アコーディオン、ヴァレリーとクレアがフィドル、私は歌を、シーレが ハープ、サラ・ジェーンがフルートを専門的に勉強していたの。そこでみんなで出会ってコースではもちろん、大学の外のパブのセッションとかでも一緒に行動をするようになりバンドを作ることにしたわ。そんな風に始まっていった。当初2月にバンドをやることを決意し、5月が最初のコンサートだったから、この3ケ月間はものすごく練習をしたわ。 で、ゴールウェイで最初のコンサートをやったの。それからなんとなく発展していって、いろんなところにツアーをするようになった。日本にも来たし、アメリカ、エストニア、フランス、アイルランドのいろんなところなど。とにかくどんどん楽しく良くなってきたって感じ」

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野崎「次のアルバムの予定は?」

エレイン「入れる音楽についてはもうすでにいろいろ考えているんだけ ど、1年以内くらいには出したいかなぁ。夏には仕上げたいけど、リリースするのに は9月がいいかもしれないわね。それがだいたいのプラン。今回の日本ツアーは本当に楽しかったんだけど、さっきどんな風に私たちが出会ったかというところには出てきてなかったんだけど、今回日本にも一緒に来てくれた(新メンバーでフルートの)キャサリン・クロヘシーも(CDに)参加することになると思うわ。彼女とはチーフタンズのツアーでアメリカも一緒に ツアーしたので、とても楽しみ。」

野崎「さてそろそろ最後なんだけど、何かメッセージある?」

エレイン「プランクトンの恵子さんと、洋子にありがとう。そしてプラクトンのスタッフの皆さん、そして京都のフェスティバルに招いてくれたくるりの 皆さん、本当にありがとう。くるりの皆さんは、とてもいい人たちで、素晴らしいミュージシャンで、招待してもらったことはとっても光栄に思っているわ。皆さん、とても親切で。京都の公演と、それから東京の公演に来てくれたお客さんたちにもありがとう!また日本に来たいわ。また呼んでね!」

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番組タイトル:「Celtic Note」
パーソナリティ:野崎洋子
放送日時: 毎週木曜日 午前6時~午前8時、午後12時~14時、午後8時~10時
         毎週日曜日 午後12時~14時
番組宛メール: note@joqr.net

 

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