「雨が印象的な映画」特集2、6月13日からのシネマンボ。ブログの取材レポートは『蟹工船』大学試写会イベント

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★取材レポート
『蟹工船』大学試写会イベント


2008年あらゆるメディアに取り上げられ、流行語大賞TOP10入りを果たした『蟹工船』。80年前のプロレタリア文学の名作が、その構造は残しながらも、大胆な現代的アレンジを施し映画となって現代に蘇ります。脚本・監督は、各国の映画祭で注目を集める異才SABU。
主演の虐げられる労働者役に松田龍平、労働者たちを酷使する鬼監督役には西島秀俊、そのほか一躍注目を集める若手俳優、高良健吾、新井宏文、柄本時生、そして本作が映画初出演のTKOも参加しています。

6月12日、この『蟹工船』の大学試写会イベントが明治学院大学で行われ、上映後にSABU監督、プロデューサー豆岡良亮、司会は明治学院大学教授で作家の高橋源一郎が登壇しました。
制作にまつわる様々な話の中で、SABU監督は、実は蟹アレルギーだったと言い、場内大爆笑。
映画はほとんどが船内が舞台となり、ロケはオホーツクの海には全く行かずに、全て足利の建てたセットで撮影されたそうです。
これまで、主人公を始め出演者が走ることが多かったSABU監督の作品ですが、今回はスタッフが走り回っていたとか。ベルトコンペアーでの缶詰の流れ作業のシーンも、そんなにたくさんの缶がないため、フレームから見切れたら、すぐにスタッフが走って上流へ運ぶということが繰り返され、監督の「OK」の声がかかると、スタッフと出演者が拍手をするという現場だったということです。


つらい、重いというイメージが強い原作ですが、そこはSABU監督、原作にないおもしろいシーンもあります。「こんな時に笑って良いのかなぁ、というシーンが好きなので。」と語る監督の『蟹工船』は、7月4日から公開になります。

さて、今週のピックアップシネマンボです。
いよいよ本格的な雨のシーズンがやってきます。
映画と雨は切っても切れないもので、「雨」というタイトルがつく作品だけでも膨大な数になります。
今週と来週の二週にわたって、鈴木Binのセレクトで「雨が印象的な映画」を特集します。

今週6月13日の放送内容です。
■シネChoice
「宮本武蔵--双剣に馳せる夢-- 」
「ラッシュライフ」
「レスラー」
■ピックアップシネマンボ
「雨が印象的な映画」特集2
■DVD Choice
「ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー」

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