12月29日からの番組内容
毎月、月替わりのお客様をお迎えして映画に関する様々な話題やおすすめ映画をご紹介していきます。
12月は、キネマ旬報社の松本志代里さんと一緒に2006年の日本映画を振り返っていきます。
今週はその中から、それぞれベストスリーを選びました。
第二位が二人とも「酒井家のしあわせ」でしたが、一位と三位は…番組をぜひお聞き下さい!
「今週のおすすめ」は、日本映画「大奥」と「クレージーキャッツ 大作戦ボックス」です。
毎月、月替わりのお客様をお迎えして映画に関する様々な話題やおすすめ映画をご紹介していきます。
12月は、キネマ旬報社の松本志代里さんと一緒に2006年の日本映画を振り返っていきます。
今週はその中から、それぞれベストスリーを選びました。
第二位が二人とも「酒井家のしあわせ」でしたが、一位と三位は…番組をぜひお聞き下さい!
「今週のおすすめ」は、日本映画「大奥」と「クレージーキャッツ 大作戦ボックス」です。
(C)2006フジテレビジョン 東映 FNS27社 東映ビデオ
時は七代将軍・家継の時代。大奥では、先代将軍の正室・天英院と、将軍の生母・月光院の間で熾烈な女の闘いが繰り広げられていました。
若くして大奥一の実力者となった絵島は、月光院の信頼が厚かった分、天英院派の不満の矛先となります。そんな折、天英院に、月光院と家継の後見人・間部詮房の許されぬ恋の噂が届きます。 この機を逃さない天英院は、間部を忌み嫌う老中らと結託し、ある策略を巡らそうとするのでした・・・。
寺社詣の帰りに寄った歌舞伎観劇で、生島新五郎という看板役者に出会う絵島。大奥という女の園一筋で、男を知らずに生きてきた絵島は、忽ち生島に魅了されてしまいます。
激しく燃え上がる恋の炎、そして禁断のハーレム=大奥に渦巻く、女同士の壮絶な情念と意地のぶつかり合い。物語は、激しく、狂おしく、愛おしく、劇的な結末に向けて走り出します。
華やかな大奥絵巻、お正月にぴったりです。(松本志代里さんのおすすめ)
大奥
12月23日より全国東映系にてロードショー
監督:林徹
出演: 仲間由紀恵 井川遥 西島秀俊 及川光博
配給:東映
公式サイト:http://www.oh-oku-movie.jp/
クレージーキャッツの人気「作戦」シリーズのBOX第2弾。『無責任遊侠伝』『クレージー大作戦』『クレージーだよ天下無敵』の3作品を収録しています。
クレージーキャッツの数々の作品は、昭和のあの当時にしては、たいへんソフィストケートされた映画でした。それというのも、先日亡くなった青島幸男が大きく関わっていたからです。軽妙な歌と明るいギャグ…そう、下ネタは一切なく、品位のあふれるコメディで、めちゃめちゃ面白いのです。
この他にも「日本一ボックス」「無責任ボックス」「時代劇ボックス」などがありますが、どれもお薦め。
クレージーキャッツなんて知らない、という世代の方にもぜひ見ていただきたいですね。(Neriのおすすめ)
クレージーキャッツ 大作戦ボックス
発売中
■価 格:12000円(税抜)12600円(税込)
■発売元:東宝
■販売元:東宝
公式サイト:http://www.toho-a-park.com/video/new/crazy/d-index4.html
毎月、月替わりのお客様をお迎えして映画に関する様々な話題やおすすめ映画をご紹介していきます。
12月は、キネマ旬報の松本志代里さんと一緒に2006年の日本映画を振り返っていきます。
今週は10月から12月までに公開された作品。
話題に出てくる作品は「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」「手紙」「暗いところで待ち合わせ」「犬神家の一族」「長い散歩」「酒井家のしあわせ」ほか。
「今週のおすすめ」は、オーストリア・ベルギー・フランスの合作映画「ダーウィンの悪夢」とフランス映画「ダニエラという女」です。
淡水湖では世界第2位の大きさを誇るヴィクトリア湖。そこは、生物多様性の宝庫であることから「ダーウィンの箱庭」と呼ばれていました。その湖に、今から半世紀ほど前、ささいな試みから、新しい生き物が放たれました。
この大食で肉食の外来魚ナイルパーチは、もともと生息していた魚の多くを駆逐しながら、どんどんと増え、状況は一変。湖畔の町にはナイルパーチの一大魚産業が誕生し、周辺地域の経済は潤います。しかし、一方では、悪夢のような悲劇が生み出されていくのでした。
新しい経済が生み落とす貧困、売春、エイズ、ストリートチルドレン、ドラッグ、湖の環境悪化……。まるでドミノ倒しのように連鎖します。さらには、ナイルパーチを積みにやってくる飛行機がアフリカへ運んでくるものにも驚くべき疑惑が……。
クリスマスに、あえてこの作品をご紹介します。(松本志代里さんのおすすめ)
ダーウィンの悪夢
12月23日よりシネマライズにてロードショー
監督:フーベルト・ザウパー
配給:ビターズエンド
公式サイト:http://www.darwin-movie.jp/
誰もが目を奪われる絶世の美女、ダニエラは飾り窓の中で生きています。
平凡な男、フランソワにとっては夢の女でしたが、彼は宝くじで大当たりをあて、そのお金が続く限り「僕と一緒に暮らして欲しい」という大胆な申し出をします。ダニエラとの交渉は成立し、彼女は「優しくすると約束して」とだけささやき、彼の部屋に引っ越してきました。
夢にまでみた幸せな日々。しかし、心臓の悪いフランソワには、美しく妖艶すぎるダニエラは刺激が強すぎて…。
“特技は愛されること”…こんなことを言って許されるのはモニカ・ベルッチだから。(^o^)
カルティエ、プラダなどの豪華なジュエリーや衣装のモニカ・ベルッチは脱いでも着ても魅力的ですねぇ。
フランス映画らしい笑いも散りばめて、美術や映像の美しさも見どころ十分。
マフィアの元彼のジェラール・ドパルデューが、さすがにビシッと締めています。(Neriのおすすめ)
ダニエラという女
12月9日よりシアター・イメージフォーラムにてロードショー
監督:ベルトラン・ブリエ
出演:モニカ・ベルッチ ベルナール・カンパン ジェラール・ドパルデュー
配給:ハピネットピクチャーズ/クレストインターナショナル
公式サイト:http://www.crest-inter.co.jp/daniela/
毎月、月替わりのお客様をお迎えして映画に関する様々な話題やおすすめ映画をご紹介していきます。
12月は、キネマ旬報の松本志代里さんと一緒に2006年の日本映画を振り返っていきます。
今週は7月から9月までに公開された作品。
話題に出てくる作品は「ゆれる」「笑う大天使(ミカエル)」「紙屋悦子の青春」「日本以外全部沈没」「フラガール」「13の月」ほか。
「今週のおすすめ」は、日本映画「酒井家のしあわせ」と韓国映画「王の男」です。
伊賀上野に済む酒井家は、両親と地陽南・長女の4人家族。一見普通の家庭ですが、長男は妻の連れ子、二人の子供は異父兄妹ということになります。
中学生の長男は、年頃のせいもあり、そんな家族をちょっとうざいと感じていました。
そんなある日、突然父が家出。理由は好きな男ができたからだという…。
淡々と綴られる日常、そこで右往左往する家族を、暖かい視点で描いています。
ユースケ・サンタマリアの飄々とした味と友近の演技力が、絶妙のバランス。
少年の微妙な心情も無理なく表現し、ほどよい涙とほどよい笑い、この感覚は新人監督にしては見事!
決して100%明るい結末ではないにもかかわらず、爽やかな後味に仕上げて、家族の絆を再認識させてくれます。(松本志代里さんのおすすめ)
酒井家のしあわせ
12月23日より渋谷アミューズCQN他全国ロードショー
監督:呉美保
出演:ユースケ・サンタマリア 友近 森田直幸
配給:ビターズエンド
公式サイト:http://www.sakaike.jp/
16世紀初頭、史上最悪の暴君として今も語り継がれる実在の王、燕山君(ヨンサングン)の時代。王は幼い頃に母親を毒殺され、今でも心に深い傷を負っていました。そのせいか、人前で笑ったことがありません。
そんな王と愛妾を皮肉った芝居が漢陽の都で人気を博し、2人を演じた”芸人の王”チャンセンとコンギルは、一躍民衆の星となりますが、2人は捕らえられ、王が芝居を見て笑わなければ死刑だと言い渡されます。 一目でコンギルの美しさに魅せられた王は彼の台詞に爆笑し、臣下の猛反対を押し切って彼らを宮廷に住まわせます。何もかもが珍しい宮廷での生活。しかしそれは、2人の激烈な運命の前座に過ぎなかったのです。
韓国でもっとも知的な俳優と讃えられるカム・ウソン、人気急上昇のイ・ジュンギ。そしてヨンサングンを演じるチョン・ジニョンによる、絢爛豪華な欲望と美しくも悲しい愛が交錯する話題作です。
無駄のないよく練られた脚本、イ・ジュンギの妖艶な美しさ、カム・ウソンの巧さが光ります。
監督・スタッフが「これはゲイムービーではない」と強調しますが、そんなに頑なにならなくても…。
だって、見事な愛の物語ですから。(Neriのおすすめ)
王の男
12月9日より新宿ガーデンシネマ(新館)、恵比寿ガーデンシネマ他全国ロードショー
監督:イ・ジュンイク
出演:カム・ウソン チョン・ジニョン イ・ジュンギ
配給:角川ヘラルド映画
公式サイト:http://www.kingsman.jp/
毎月、月替わりのお客様をお迎えして映画に関する様々な話題やおすすめ映画をご紹介していきます。
12月は、キネマ旬報の松本志代里さんと一緒に2006年の日本映画を振り返っていきます。
今週は4月から6月までに公開された作品。
話題に出てくる作品は「LIMIT OF LOVE 海猿」「青いうた〜のど自慢青春編」「間宮兄弟」「嫌われ松子の一生」「初恋」「ブラックナイト」ほか。
「今週のおすすめ」は、日本映画「武士の一文」とイタリア映画「人生は、奇跡の詩(うた)」です。