11月10日からの番組内容

毎月、月替わりのお客様をお迎えして映画に関する様々な話題やおすすめ映画をご紹介していきます。
11月は、映画のパブリシスト、茂田井美香さんです。
映画にかかわっていらっしゃる方、特にフリーの方は当たり前ですが映画に対する思いも熱くて、お話を聞いていると、本当に目うろこなことばかり。
もともとは監督や俳優さんの取材に行くのですが、その時に、今度機会があったら、この宣伝の方に話を聞こう、と思うのです。


「今週のおすすめ」は、日本映画「ハザード」と韓国映画「Sad Movie <サッド・ムービー>」です。

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ハザード

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平凡な学生生活を送っていた主人公は、大学の図書館「地球の危険な歩き方」というニューヨークの犯罪都市「HAZARD」について書かれた本を目にします。
その本を手にHAZARDへ飛び、自ら危険を求め、さまよい歩き、仲間と出会います。
彼らとの日々は刺激的で危険に満ち、憧れていた狂気と隣り合わせの世界でしたが、現実はそう簡単に彼を受け入れてはくれないのでした。
主演は人気実力とも今最も注目を集める俳優オダギリジョー。
脇を固めるのは、 園監督の待機作「気球クラブ、その後」で主演を務める若手注目俳優の深水元基、個性派俳優としてCMや映画で活躍を続けるジェイ・ウエスト、演技力と存在感が高く評価される実力派俳優池内博之。
全編ニューヨークにて撮影され、ブルックリンやハーレム地区ではゲリラロケを敢行しています。
手持ちカメラの使用、1シーン1カットの多用により、緊張感とスピード感のあるドキュメンタリータッチの映像を実現。
各国の映画祭で賞賛された本年度公開作「紀子の食卓」を手掛けた鬼才・園子温監督の衝撃の問題作です。(今週のおすすめ 茂田井美香)

11月11日よりシアターN渋谷にて公開
監督:園子温
出演:オダギリジョー ジェィ・ウエスト 深水元基 池内博之
配給:アンプラグド
http://www.hazardmovie.com/

Sad Movie <サッド・ムービー>

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またまた泣ける映画、タイトルもそのものズバリ「Sad Movie <サッド・ムービー>」。
韓国映画でチョン・ウソンときたら、昨年の「私の頭の中の消しゴム」を思い起こすと思いますが、これは4組の男女の別れを描いたもので、チョン・ウソンのパートはそのうちのひとつです。
ここでチョン・ウソンは消防士を演じるのですが、こういう身体をはった職業、ガテン系の役が本当によく似合い、かっこいいですね。
他に「猟奇的な彼女」「僕の、世界の中心は、君だ」など独特のキャラクターで人気のチャ・テヒョン、今回もその持ち味を生かした役どころです。
それぞれのカップルが、少しずつ他の人々と関わりがあるという構図になっていて、消防士とニュース番組の手話キャスターとして働く女性、聴覚障害者の女性とその彼女がアルバイトをする遊園地に毎日やって来る似顔絵描きの青年、3年間無職の生活を続ける青年とスーパーのレジのパートタイマーの女性、キャリア・ウーマンとして働く母親とその息子が織りなす別れの映画です。
「アメノナカノ青空」、「ごめん、愛してる」で一躍人気者となったイム・スジョン、、『甘い人生』のシン・ミナ、「ビッグ・スウィンドル!」のヨム・ジョンア、「ラブストーリー」のイ・ギウなど、今の韓国映画界を代表する俳優たちが一堂に会しているのも見どころ。
悲しいはずなのに、なぜか爽やかな後味があるのは、別れは次の出会いのステップになる…という隠し味があるからかも知れません。
(今週のおすすめ Neri)

監督:クォン・ジョングァン
出演:チョン・ウソン チャ・テヒョン イム・スジュン ヨム・ジュンア
シン・ミナ イ・ギウ ソン・テヨン ヨ・ジング
11月11日より有楽座ほか全国東宝洋画系にてロードショー
配給:ギャガ・コミニュケーションズ
http://www.sadmovie.jp/

 

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