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またまた泣ける映画、タイトルもそのものズバリ「Sad Movie <サッド・ムービー>」。
韓国映画でチョン・ウソンときたら、昨年の「私の頭の中の消しゴム」を思い起こすと思いますが、これは4組の男女の別れを描いたもので、チョン・ウソンのパートはそのうちのひとつです。
ここでチョン・ウソンは消防士を演じるのですが、こういう身体をはった職業、ガテン系の役が本当によく似合い、かっこいいですね。
他に「猟奇的な彼女」「僕の、世界の中心は、君だ」など独特のキャラクターで人気のチャ・テヒョン、今回もその持ち味を生かした役どころです。
それぞれのカップルが、少しずつ他の人々と関わりがあるという構図になっていて、消防士とニュース番組の手話キャスターとして働く女性、聴覚障害者の女性とその彼女がアルバイトをする遊園地に毎日やって来る似顔絵描きの青年、3年間無職の生活を続ける青年とスーパーのレジのパートタイマーの女性、キャリア・ウーマンとして働く母親とその息子が織りなす別れの映画です。
「アメノナカノ青空」、「ごめん、愛してる」で一躍人気者となったイム・スジョン、、『甘い人生』のシン・ミナ、「ビッグ・スウィンドル!」のヨム・ジョンア、「ラブストーリー」のイ・ギウなど、今の韓国映画界を代表する俳優たちが一堂に会しているのも見どころ。
悲しいはずなのに、なぜか爽やかな後味があるのは、別れは次の出会いのステップになる…という隠し味があるからかも知れません。
(今週のおすすめ Neri)
監督:クォン・ジョングァン
出演:チョン・ウソン チャ・テヒョン イム・スジュン ヨム・ジュンア
シン・ミナ イ・ギウ ソン・テヨン ヨ・ジング
11月11日より有楽座ほか全国東宝洋画系にてロードショー
配給:ギャガ・コミニュケーションズ
http://www.sadmovie.jp/