10月6日からの番組内容

今月から、リニューアルです。
毎月、月替わりのお客様をお迎えして映画に関する様々な話題やおすすめ映画をご紹介していきます。
10月は、映画のパブリシスト、細川朋子さんです。
細川さんは、現在はフリーなんですが、色々な作品を手がけてこられて、会う度に興味深いお話を聞かせていただいています。
映画を勉強していた仲間4人と、グアパグアポという会社を立ち上げ、第一回配給作品は「恋愛回遊魚」という台湾映画でした。
その辺のお話をたっぷりうかがっていますので、ぜひお聞き下さいね。。

「今週のおすすめ」は、韓国映画「グエムル-漢江(ハンガン)の怪物-」と香港映画「ドラゴン・スクワッド」です。

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グエムル-漢江(ハンガン)の怪物-

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グエムル-漢江(ハンガン)の怪物-

今年のカンヌ国際映画祭で話題を呼んだ韓国映画「グエムル-漢江(ハンガン)の怪物-」。韓国で一番大きく、最も美しく、一年中穏やかな河、漢江。
天気のよい休日ともなると、家族連れや恋人たちが束の間の休息を求めて大勢集まってきます。
そんな韓国の“平和の象徴”ともいえる漢江に、ある日突然、正体不明の巨大怪物グエムルが現れます。
河川敷で売店を営んでいるパク一家の目の前で、さっきまで楽しそうに談笑していた人々が、次々と襲われていくのを目の当たりにし、あげくに一家の希望の星、中学生のヒョンソがグエムルにさらわれてしまったのです。
一家はヒョンソの救出に必死になるのですが、ウイルスを持つグエムルに接触したということで、政府により隔離されてしまいました。
長男には名優ソン・ガンホ、次男は「殺人の追憶」のパク・ヘイル、長女は「吠える犬は噛まない」のペ・ドゥナと、ポン・ジュノ監督ファミリーの個性派俳優が勢揃い。弱者を見殺しにしようとする政府に反旗を翻し、命をかけて自分たちだけで強大な怪物と闘う家族を演じています。
感動です。
ポン・ジュノ監督のあの作り方はは、お金を沢山かけられてうれしかったよ、というのを最大限に生かしながら、本当に描きたかったのは小さな家族の話。それを怪物とからめて、映画をおもちゃにして楽しんだのかなぁと、見ていてわくわくしました。
愛と感動のパニック・エンターテインメントです。(今週のおすすめ 細川朋子)

監督:ポン・ジュノ
出演:ソン・ガンホ パク・ヘイル ペ・ドゥナ
有楽町スバル座他全国東宝洋画系にてロードショー中
配給:角川ヘラルド映画
http://www.guemuru.com/

ドラゴン・スクワッド

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「少年阿虎」に続いて、呉建豪(ヴァネス・ウー)を起用した李仁港のポリス・アクション。
逮捕した国際犯罪グループのリーダーを無事に法廷まで送るため、香港警察は、インターポールに支援を要請。各国の警察キャリアから構成される特別最強反テロチームでしたが、指揮官のミスで最初のミッションに失敗、解散を余儀なくされます。
納得できない彼らは、かつての敏腕捜査官に前線復帰を促し、再び組織に立ち向かいます。
呉建豪(ヴァネス・ウー)、余文楽(ショーン・ユー)、夏雨(シア・ユイ)、黄聖依(ホアン・チャンイー)、周俊偉(ローレンス・チョウ)という、香港・台湾・大陸の若手が顔を合わせ、恋と友情まじりのアクションが展開されますが、見どころは何と言ってもド派手な銃撃戦。いったいどれだけ銃弾を使ったんだ!?というくらいの大盤振る舞い。
呉建豪と余文楽をはじめ、5人とももれなく1対1の対決シーンがあって見せ場を作るなど、演出の気配りを感じます。
敵のラブストーリーまで描いて、やや盛り込みすぎかな、という感あり。
途中、映画館のシーンがあり、そこで上映されているのが「星月童話」というのも、ご愛敬。(今週のおすすめ Neri)

監督:李仁港(ダニエル・リー)
出演:呉建豪(ヴァネス・ウー)余文楽(ショーン・ユー)夏雨(シア・ユイ)黄聖依(ホアン・チャンイー)周俊偉(ローレンス・チョウ)
10月14日よりシネマート六本木、シネマート心斎橋ほか全国ロードショー
配給:エスピーオー
http://www.cinemart.co.jp/d-squad/

 

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