シュガー&スパイス 風味絶佳
山田詠美の小説「風味絶佳」の映画化です。
基地の街・東京―福生、高校卒業を間近の主人公は、大学進学に意味を感じることができずに、自由奔放に生きる祖母の応援が功を奏して、両親の反対を押し切ってガソリンスタンドに就職します。
そして、アルバイトで入って来た女子大生に憧れ、次第に親しくなっていきます。壊れそうな恋に悩む彼女は、彼の優しさに安らぎを見つけ、新しい恋が始まったのすが・・・。
「女の子はね―――シュガー&スパイス。優しいだけじゃ駄目なんだよ。」戸惑い、傷つき、恋によって成長していく主人公を柳楽優弥が好演。
70歳で孫に近いボーイフレンドを持つ祖母役の夏木マリは、ちょっとオーバーアクションなのが気になるところ。若いボーイフレンド役も、陳柏霖(チェン・ボーリン)である必要があったのか、疑問が残ります。
全体にはさわやかな青春映画として楽しめたのは、やはり柳楽優弥という素材の魅力でしょう。
シュガー&スパイス ?風味絶佳?
9月16日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズ他全国ロードショー
監督:中江功
出演:柳楽優弥 沢尻エリカ 夏木マリ 陳柏霖(チェン・ボーリン)
配給:東宝
http://www.sugarandspice.jp/