8月25日からの番組内容

今年は奇跡的にちよっと長い休みがとれました。それまで一ヶ月以上休みなしで働いていたので、台湾癒しの旅へ…。
ところが、その間に陳柏霖(チェン・ボーリン)が来日してしまいました。(×_×;)
台湾でインタビューできないか聞いたのですが、ヨーロッパから日本へ来ると言うことなので、涙をのみました。

さて、「今週のおすすめ」は、その陳柏霖(チェン・ボーリン)主演、台湾・日本合作映画「幻遊伝」とアメリカ・イギリス合作映画「キンキーブーツ」。
ぜひお聞き下さいね!!

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幻遊伝

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漢方薬局の一人娘シャオディエは、父親にいつも反抗してばかり。まだ見ぬ故郷の日本に帰りたいというシャオディエの望みを、父親がちっとも聞き入れてくれないからでした。
そんなある日、いつものようにケンカをして家を飛び出したシャオディエは、友人たちとウサ晴らしに出かけ、時代劇の撮影用に作られた映画村に、立ち入り禁止の注意書きを無視して勝手に入って行きます。そして、時空の交差点に衝突、遠い昔の台湾に一人だけタイムスリップしてしまいました。
そこで知り合ったのが、役人が横領した金を盗んだ罪で追われる青年とキョンシー。 
ここで、とんでもない運命が待ち構えていたのです。
二役で昔の女義賊も演じている田中麗奈は、きりりと美しく、現在の物静かな店員と故郷の為に戦う一途な青年を演じ分けた陳柏霖(チェン・ボーリン)のさわやかさが光ります。
カンフーアクションやキョンシー、時空を越えたラブストーリー、様々なエンターテインメントの用を盛り込んだ、ファンタスティックアドベンチャーとして楽しめます。(今週のおすすめ Neri)

幻遊伝
監督:陳以文(チェン・イーウェン)
出演:田中麗奈 陳柏霖 大杉漣
8月26日より渋谷Q-AXシネマ他にて公開
配給:角川ヘラルド映画
公式サイト:http://www.michael-movie.com/

キンキーブーツ

一発逆転の再起を図る田舎の靴工場の主人公は、父親から引き継いだ革靴工場になじめないでいます。
そんな彼が男であることになじめないドラッグクイーンと出逢い、倒産寸前の工場を救うため、彼女との二人三脚を通して「自分らしく生きる」ために自分の靴で歩き出します。
この物語は、実は、嘘のような本当の実話!!
フル・モンティ」以来の話題をさらって、社会現象を巻き起こしたUK発の最新ハートフル・ムービーです。
今年のサンダンス映画祭でもオープニングナイトを飾り、涙と、笑いと、感動で、観客たちから最大級の熱狂をもって迎えられました。(Memi)

キンキーブーツ
8月26日よりシャンテシネ他全国順次ロードショー
監督:ジュリアン・ジャロルド
出演:ジョエル・エドガートン キウェテル・イジョフォー
配給:ブエナ ビスタ インターナショナル ジャパン
公式サイト:http://www.movies.co.jp/kinkyboots/

僕の、世界の中心は、君だ。

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2005 (C) I LOVE CINEMA Co., Ltd. All Rights Reserved

日本中を号泣させた「世界の中心で、愛をさけぶ」の韓国版リメイク作品です。
みんなが憧れるマドンナのハートを射止めたのは、一見平凡な普通の男の子。しかし、彼が誰よりも豊かな心の持ち主であることを知っている彼女は、勇気を出して思いを伝えます。
おせっかいな友人たちのはからいで、二人だけで島へ旅行することになり、お互いがかけがえのない存在であることを確認したのですが…。
主演は「猟奇的な彼女」「永遠の片思い」のチャ・テヒョンと、「秋の童話」のソン・ヘギョ。いくつになっても学生服のよく似合うチャ・テヒョンは、その誰からも愛されるキャラクターを生かし、全体に、オリジナルよりも軽やかな青春映画になっています。
歌手でもあるチャ・テヒョンは「瞳をとじて」を歌っていますが、これは日本上映版のみという条件でレコーディングを引き受けたそうで、韓国では聞くことができないとか。

僕の、世界の中心は、君だ。
8月26日より丸の内プラゼール他全国ロードショー
監督:チョン・ユンス
出演:チャ・テヒョン ソン・ヘギョ イ・スンジェ パク・ヒョジュン
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/bokukimi/

8月18日からの番組内容

残暑お見舞い申し上げます。
以前、夏の映画特集というのをやった事がありますが、皆さんは夏というとどんな映画が思い浮かびますか?
Memiさんはミュージシャンなので、まず音楽が浮かぶそうです。私は、なんと言っても
「八月の濡れた砂」。
古くて恐縮です。1971年の日活作品で、青春映画の裏バイブルみたいなものですね。
公開当時は決してヒットした訳ではありませんが、口コミが広がり名画座で繰り返し上映された作品です。この映画について語りだすと止まらないのでこの辺にしますが、この前ふりは今週のゲストが「八月の濡れた砂」の主役、村野武範さんだから。
9月2日から公開になる「日本以外全部沈没」に出演しているので、久々にお会いして色々お話をうかがいました。
とてもお茶目な方なので、楽しいトークです。

さて、「今週のおすすめ」は、当然日本映画「日本以外全部沈没」と中国映画「ようこそ、羊さま」。
ぜひお聞き下さいね!!

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日本以外全部沈没

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(c)2006 映画「日本以外全部沈没」製作委員会

小松左京原作の「日本沈没」のパロディ小説を映画化」したもので、著者は筒井康隆。
この二作は同じ年に出版されて、それぞれ受賞するという珍しい現象が起きました。
今回の映画化は、もちろん本家の「日本沈没」31年ぶりのリメイクにあやかったもので、当時の主役を演じた藤岡弘と、テレビシリーズの主演村野武範が重要な役で出演しているところが、まず凄い。
この二人のベテランと、小橋賢児、柏原収史ら若手の演技のバランスが面白く、ある種のチープさがたまりません。
このご時勢に、人を喰ったような筒井康隆のパロディ精神と毒が見事に生かされています。
村野さん演じる首相が踊る「日本音頭」は必見です。(今週のおすすめ Neri)

日本以外全部沈没
9月2日よりシネセゾン渋谷にてレイトショーほか全国順次公開
監督:河崎実
出演:小橋賢児 柏原収史 松尾政寿 村野武範 藤岡弘
配給:クロックワークス+トルネード・フィルム
http://www.all-chinbotsu.com/

ようこそ、羊さま

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雲南省のとある村。寒冷地で作物を栽培するのも困難な劣悪な自然環境の中、ターシャンとその妻は細々と暮らしていました。
県の役人が視察にやってきて村の貧しさに驚き、夫妻に外国産の羊二頭を送ります。テストケースとしてこの二頭を無事に育てて増やし、ゆくゆくは村の生活を楽にしようという考えでした。
面子の為にも、失敗する訳にはいきません。ターシャン夫妻は、羊が風邪を引かないように家の中に柵を作り、部屋の雰囲気を明るくするために赤の紙を壁に貼り、身体にいい食物を食べさせたり、あれこれと気を遣います。
しかし、人間でも暮らすには大変な土地。二頭の羊は痩せ細っていくばかりでした…。
第3回魯迅文学賞中編文学賞を受賞した、同名小説の映画化。老夫婦の悲喜交々の物語が、雄大な雲南の自然を背景に描かれます。(今週のおすすめ Memi)

ようこそ、羊さま
8月19日より三百人劇場にて開催される「中国映画の全貌2006」で上映
監督・脚本:劉浩(リウ・ハオ)
出演:孫雲昆(スン・ユンクン)蒋志昆(ジアン・ジィクン )
配給:ワコー/グアパ・グアポ

深海 Blue Cha-Cha

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これぞ台湾映画らしい秀作!と、まず言ってしまいましょう。
刑期を終えたヒロインが、受刑者仲間だった女性の所に身を寄せ、再生への一歩を踏み出します。
はかなげな美女だけに言い寄る男も後を絶ちませんが、彼女の常軌を逸した愛をうとましく思い、逃げ出してしまいます。
彼女の重すぎる“愛”は、心の病からくるものですが、傷つきながらも自立に向けて進んでいく姿を描いています。
アート系の鄭文堂監督作品ということで、蘇慧倫と李威がアイドル脱皮!の演技。
蔡明亮監督作品でおなじみの陸奕静は、面倒見の良い姐さんが秀逸。嫉妬もあいまった複雑な感情と友情を見事に表現していました。
英語タイトルの表す通りcha-chaが効果的に使われ、心の奥底を丁寧に描いています。(Neri)

深海 Blue Cha-Cha
監督:鄭文堂
出演:李威 蘇慧倫 戴立忍 陸奕静
8月19日より新宿武蔵野館にてロードショー中
配給:コミックリズ ワコー

村野武範さん

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(c)2006 映画「日本以外全部沈没」製作委員会

今回、「日本以外全部沈没」の公開に先立って、ゲスト出演していただきました。
トークの中にもありますが、10数年前に土曜の朝ワイドのパーソナリティをやっていただいていて、3年ほどご一緒させてもらいました。
会った瞬間、私の中の野上健一郎(「八月の濡れた砂」の主人公)のイメージは音をたてて崩れた、とにかく楽しい方です。
スタッフも異様に仲良く、早朝番組にもかかわらず毎回ハイテンションで生放送していました。
番組のコンセプトが「自然」というものでしたが、今だから言ってしまいましょう、チームの中に自然派は一人もいませんでした。(笑)
地方の自然の中からの中継も多く、番組作りは大変でしたが、いつも遠足みたいに楽しいツアーでしたね。
本当は、村野さんのキャラクターを生かした楽しいおやぢワイドにしたかったのですが、スポンサーの意向による強いコンセプトの番組でしたので、そうもいかず・・・。
でも、忘れられない楽しい思い出です。

「日本以外全部沈没」での首相役、とっても良いですよ。
ポイントは番組の中で詳しくお話していただいていますので、ぜひお聞き下さい。
そして、9月2日には、劇場へGO!

8月11日からの番組内容

ゆうばりファンタが中止になってしまいましたね。
とっても残念です。手作りの映画祭で、監督や出演者が車座になって語り合うという、伝説の映画祭だったのに…。
東京のファンタもなくなって寂しいところですが、また形を変えてやるみたいです。
どちらも財政的なもので、こればかりはしかたないですけどね。私たちがお鐘持っていれば…。

で、「今週のおすすめ」は、日本映画「紙屋悦子の青春 」とアメリカ映画「サウンド・オブ・サンダー」。
ぜひお聞き下さいね!!

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