7月14日からの番組内容

最近、単館系の日本映画のヒットが続いていますね。
「かもめ食堂」はプログラムが公開3週目の途中で売り切れてしまって、それでも7000部以上出ているそうです。
シネスイッチ銀座では「ニュー・シネマ・パラダイス」や「ライフ・イズ・ビューティフル」が動員記録出していますが、それに匹敵するとか。

さて、「今週のおすすめ」は、日本映画「笑う大天使」とイギリス映画「ハイジ」。
ぜひお聞き下さいね!!

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笑う大天使

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(c)2005Michael Partners

伝説の少女漫画の映画化です。
突然母の死で、17年間生き別れになっていた兄と一緒に暮らすことになった主人公は、名門のお嬢様学校に通うことになります。
慣れない言葉遣いや行動にとまどいながら過ごすうち、同じような庶民派を発見。思いっきり猫をかぶりながらお嬢様を演じて楽しむ3人は、名門令嬢ばかりを狙う誘拐事件に遭遇します。
彼女たちは、それぞれの特技でこの事件に立ち向かうのですが…。
「スウィングガールズ」「亀は意外と早く泳ぐ」などでグングン成長している上野樹里が、またまたスマッシュ・ヒット!ほんわかした雰囲気を保ちつつ、見事なアクションを見せてくれます。このアクションは谷垣健治がつけているので、なかなかのチャリエンぶり。
そして、優雅な兄役は、今年の日本映画はこの人!伊勢谷友介です。暖かさと柔らかさにちよっとトボケた味もうまく出して、お見事。
ファンタジー、笑い、アクションのバランスが良く、映像も面白い。もちろん脚本も無理がなくて、独特の雰囲気を出しています。(今週のおすすめ Neri)

笑う大天使
監督:小田一生
出演:上野樹里 関めぐみ 平愛梨 伊勢谷友介
7月15日よりシネ・アミューズ、シネ・リーブル池袋にてロードショー
配給:アルバトロス・フィルム
公式サイト:http://www.michael-movie.com/

ハイジ

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(C)Surefire 3 Film Production LLP 2005

あの不朽の名作がアルプスの大自然を舞台にスクリーンに!!
孤児となった少女ハイジはアルプスの麓に住む祖父と暮らすことに。
ハイジを引き取ることを快く思っていなかった祖父だったが、ふたりはアルプスの大自然の中で徐々に信頼と絆を深めていく。しかしハイジの叔母が戻り、ハイジを無理矢理フランクフルトへ連れていってしまう。富豪の娘で病を患うクララやいじわるな
ロッテンマイヤーさんのいるお屋敷で生活することになったハイジは・・・。(Memi)

日本沈没

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(C)2006 映画「日本沈没」製作委員会

小松左京のベストセラーを、33年ぶりにリメイク。
日本海溝近辺の大規模な地殻変動により、日本列島のほとんどが海中に沈没するという驚愕の予測が下ります。
各地の火山が噴火、大地震が次々と起こる中、政府は諸外国に日本人受け入れの要請と同時に、沈没を最小限に食い止める為のプロジェクトを立ち上げます。
そんな中で潜水艇のパイロットと女性レスキュー隊員が、使命と恋との間で揺れ動きます。
極限の中での愛と信頼、勇気を真正面から描いて、草なぎ剛と柴咲コウが好演。
危機管理担当大臣を演じる大地真央の表情が乏しく、演技の質がやや浮いていました。宝塚の男役出身女優としては、「踊る大捜査線」で見事に個性を生かした真矢みきが圧勝。
しかし、監督は樋口真嗣ですから、CGや特殊技術は安心して見ていられますね。

日本沈没
7月15日より有楽座系ほか全国東宝系にて公開
監督:樋口真嗣
出演:草なぎ剛 柴咲コウ 及川光博 豊川悦司 大地真央
配給:東宝
公式サイト:http://www.nc06.jp/

「ブラックナイト」取材

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ちょっと前になりますが、日本・香港・タイ合作のオムニバス・ホラー映画「BLACK NIGHT」の会見、試写会舞台挨拶、初日舞台挨拶他、精力的に取材してきました。
会見には、香港編に出演している台湾のイケメン俳優郭品超(ディラン・クォ)と、日本編の柏原崇が出席しました。
日本と台湾のイケメン二人、『背も高いし、もこみちだな、と。』『あまり言うとホモだと思われちゃいますが、魅力ある男性です。』と笑いをとる柏原崇。
これを受けたディランも、『格好いいけど、親しみやすい。一緒にいると楽しい。』と、お互いに相手を絶賛していました。
質疑応答になったところで、『今回は別のパートに出演しているので共演ということにはなりませんが、今後共演する機会があったら、どんな役で組みたいですか?』と聞いてみました。
そうしたら、柏原くん、やっぱり答えてくれました。『じゃあホモ役で。』
ディランも『実は僕もそう思ってました。』と答えて、場内大爆笑。
また、『私生活で女の人はこわいなと思ったことは?』という質問に、柏原崇がちょっと考え込み、考えながら答えていると『答えは気をつけた方がいいよ。』と、ディラン。
『ね。いい男でしょ?』と。ディランの人柄を褒める柏原崇…というように、終始なごやかで楽しい会見でした。

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夜には新宿の明治安田生命ホールでの完成披露試写会で、二人の舞台挨拶がありました。
大歓声の中で迎えられて登壇した郭品超(デイラン・クォ)が『皆さん、こんばんわ、ディランです。よろしくお願いします。』と素敵な低音で挨拶すると、続く柏原崇が『皆さん、こんばんわ、柏原崇です。』とディランを真似て客席は大爆笑。
なかなかうまいつかみでした。
『今日はいい男を連れて来ました。楽しんで言って下さい。』と、柏原崇は場の雰囲気作りがとても上手です。
さらに、上映開始後はマスコミ向けの囲み取材でも仲の良さを見せ、いい男ツーショットを締めました。

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そして、初日舞台挨拶は、シネマート六本木です。
郭品超(ディラン・クォ)はすで次回作撮影の為に上海へ向かい、先日の試写会に来られなかった日本編の瀬戸朝香が柏原崇と共に登場しました。
ディランと一緒の記者会見や試写会の舞台挨拶では、自分から“オチ担当”だと言って笑わせてくれる柏原崇でしたが、舞台挨拶後の囲み取材で『ヒットさせるためにはホラー映画が苦手な人にも見てもらわないと…。』という記者に対して、『そこはもう、ディランの人気で。』と。
瀬戸朝香は、かつて香港映画「バレット・オブ・ラブ」で黎明(レオン・ライ)と共演し、素晴らしいアクションも見せてくれました。柏原崇の台湾での人気はご存じの方も多いと思いますが、こうやって様々なコラボレートでアジア映画がもっと広がっていくといいですね。(Neri)

BLACK NIGHT
6月24日より、シネマート六本木他全国順次ロードショー
第一夜「隣人」(香港)
監督:梁柏堅(パトリック・レオン)
出演:郭品超(ディラン ・クォ)劉心悠(アニー・リウ)黄婉伶(レース・ウォン)
第二夜「闇」(日本)
監督:秋山貴彦
出演:瀬戸朝香 柏原崇 田口トモロヲ
第三夜「記憶」(タイ)
監督:タニット・チッタヌクン
出演:ピッチャナー・サクサゴーン ナチャ・プストリ
配給:ムービーアイ・エンタテインメント
公式サイト:http://www.blacknight-movie.com/

 

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