6月30日からの番組内容

この横にバナーが貼ってありますが、「パイレーツ・オブ・カリビアン2」盛り上がって来ましたね。
7月10日のジャパンプレミアにはジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、ジェリー・ブラッカイマーが来日予定です。
文化放送では、合計5組10名の方を、このレッドカーペットにご招待します。
プレゼントの記事を見て下さいね!

さて、「シネマ何でもええんちゃう」何でもあり、6月のテーマトークは「映画祭」、今週は東京国際映画祭の取材裏話などを語っています。
「今週のおすすめ」は、イギリス映画「レイヤー・ケーキ」とアメリカ映画「美しい人」。

ぜひお聞き下さいね!!

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レイヤー・ケーキ

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レイヤー・ケーキ

イギリスのスタイリッシュ・クライム・ムービーです。
レイヤー・ケーキとは、下っ端のチンピラから、上層部のボスまで、裏社会の階層(レイヤー)をケーキに例えた言葉だそうです。一番上は、おいしそうだが、この仕事はそんなに甘くないという意味がこめられています。
名もなき麻薬ディーラーXXXXは、自らの主義に従い、好調なうちに引退しようとしていました。しかし、そんな彼の元に、ボスから新たな依頼が舞い込みます。彼にとって楽勝!と思えた最後の2つの仕事でしたが、思わぬ裏社会の闇へと巻き込まれていくのでした。
かなり凝った脚本なので、複雑な裏社会の構図をしっかり把握しながら見ないと、ちょっと置いて行かれるかも。
しかし、裏切り、どんでん返しなど、スリリングな展開は、かなり面白いです。主役のダニエル・クレイグは、6代目ジェームズ・ボンド役に抜擢された人ですが、こういうアート系の作品の方が似合いそう。(今週のおすすめ Neri)

レイヤー・ケーキ
7月1日よりユーロスペースにてロードショー
監督:マシュー・ヴォーン
出演:ダニエル・クレイグ コルム・ミーニー ケネス・クラハム ジョージ・ハリス
配給:ソニーピクチャーズ
公式サイト:http://www.sonypictures.jp/movies/layercake

美しい人

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9人のアメリカを代表する女優陣による、9つの美しい物語です。
女性心理に深く分け入り、その複雑に揺れ動く感情を繊細にすくいとった1本の傑出した映画に、2005年のロカルノ映画祭は、最優秀作品賞、そしてそれぞれのエピソードの主役を飾った9人の女優たち全員に最優秀主演女優賞という形で惜しみない称賛を贈りました。
どの話もリアルで、家族、恋人、不倫など、どこにもある話の時間を切り取った形で、微妙に登場人物が重なります。でも、それを解き明かしていくのが楽しみのメインではありません。
一人一人の人生、美しく生きている姿を味わっていただくと、女性ならみんな心にしみいるお話だと思います。
淡々としていますが、最後の締めとしてダコタ・ファニングのところが最高、泣けます。(今週のおすすめ Memi)

美しい人
7月1日よりBunkamuraル・シネマにてロードショー
監督:ロドリゴ・ガルシア
出演:グレン・クローズ ホリー・ハンター キャシー・ベイカー エイミー・ブレネマン
配給:エレファント・ピクチャー
公式サイト:http://www.elephant-picture.jp/utsukusii/

東京国際映画祭の取材うら話

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昨年18回を迎えた東京国際映画祭は、2年前から渋谷と六本木の2会場で行われるようになり、オープニングは六本木、クロージングは渋谷となっています。
映画をご覧になる皆さんもたいへんでしょうが、取材する私たちもかなり苦労しています。
会見や舞台挨拶、ティーチ・インのほかに、単独インタビューもするので、この調整にひと苦労。
特に、単独インタビューは事前に希望日時を提出するものの、決まるのはだいたい前日です。深夜に事務局と携帯で連絡を取り合うこともしばしば。それでも、当日ドタキャンもあり。
去年は「長恨歌」の胡軍(フー・ジン)に、30分前にキャンセルくらいました。映画を途中で出できて指定の場所に向かおうとしたら携帯が鳴りました。理由は体調不良ということでしたが…。(^o^)
そして、配給がついている場合は、配給会社が通訳をつけてくれますが、そうでない場合は自前で通訳を手配しなければなりません。私の場合は、幸いいつも友人にボランティアでやってもらっているので、とっても助かります。
申請をしたマスコミにはプレス席のチケットがありますが、毎朝事務局で先着順に配布されます。この時間と手間が惜しいので、番組でも話していますが、私たちは普通にチケットを買っています。発売日にぴあに並び、何度もぐるぐる回って20数枚買う…これは皆さんと同じですね。
期間中は、首からパスと携帯を提げて、機材の入ったキャリーケースを引っ張りながら渋谷と六本木と会社を行ったり来たり。かなり体力使いますが、いいインタビューがとれたりすると、疲れも吹っ飛びます。今年はどんなラインナップになるのか、誰が来るのか、楽しみですね。がんばろうっと。(Neri)

※写真は、「長恨歌」のティーチ・インより胡軍(フー・ジン)鄭秀文(サミー・チェン)關錦鵬(スタンリー・クワン)監督

 

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