映画を知ろう!
5月12日からの番組内容
「シネマ何でもええんちゃう」何でもあり、5月のテーマトークは「映画を知ろう!」、今週は意外に知られていない東京の映画資料館「東京国立近代美術館フィルムセンター」をご紹介します。
「今週のおすすめ」は、日本映画「明日の記憶 Asita no kioku」と香港映画「柔道龍虎房」。
ぜひお聞き下さいね!!
5月12日からの番組内容
「シネマ何でもええんちゃう」何でもあり、5月のテーマトークは「映画を知ろう!」、今週は意外に知られていない東京の映画資料館「東京国立近代美術館フィルムセンター」をご紹介します。
「今週のおすすめ」は、日本映画「明日の記憶 Asita no kioku」と香港映画「柔道龍虎房」。
ぜひお聞き下さいね!!
ハリウッドにも進出した渡辺謙が、原作に惚れ込んでプロデューサーもつとめた初主演映画です。
広告代理店でバリバリ働く主人公は、物忘れが増えて仕事にも支障を来すようになります。 病院で若年性アルツハイマー病という診断結果を受け、愕然。
葛藤の末に会社を辞め、妻の支えで病気と向かい合うのでしたが…。
近年増えてきたこの病気を扱った映画は、ほとんどが妻が病気になるパターンでしたが、これは働き盛りの夫ということで、かなりリアルに描かれています。
渡辺謙と樋口可南子が演じる苦闘の日々は、決して人ごとではないという現実感が迫ります。そして、助け合い、支え合う夫婦愛の尊さが熱く伝わって来ました。(今週のおすすめ Neri)
明日の記憶 Asita no kioku
2006年5月13日(土)全国東映系ロードショー
監督:堤幸彦
出演:渡辺謙 樋口可南子 坂口憲二 田辺誠一 袴田吉彦
配給:東映
公式サイト:http://www.ashitanokioku.jp
(C)2006「明日の記憶」製作委員会
柔道界を引退し夜の町で酒場の雇われマスターとして暮す古天楽(ルイス・クー)のもとに、噂を聞いて試合を挑む郭富城(アーロン・クォック) がやって来ます。また、家賃を払えず追い出された歌手志望の應采兒(チェリー・イン)は歌手として雇ってくれと押しかけ、この二人を小金稼ぎにかり出します。
自堕落な生活の中に埋没していた主人公は、この二人の無鉄砲ともいえるチャレンジ精神に、自分の中で何かが変わっていくのを感じます。
古天楽(ルイス・クー)はすっかり香港映画界の要になり、 抑えの効いた演技で成長ぶりを見せています。屈託のない柔道一直線の郭富城もはまり役でした。
杜[王其]峰作品ではおなじみの應采兒(チェリー・イン)は着実にキャリアを重ね、いい女優になってきました。
黒沢明の「姿三四郎」へのオマージュとして作られた映画ですが、夢を諦めない一途さ、ほのかな恋心など、柔道をモチーフにした青春映画としても、とってもよく出来ています。うーん、やっぱり杜[王其]峰はすごいなぁ。 (今週のおすすめ Memi)
柔道龍虎房
5月13日よりキネカ大森、銀座シネパトス(レイトのみ)公開
監督:[王其]峰
出演:古天楽 郭富城 應采兒 梁家輝
配給:ステップ・バイ・ステップ&デックスエンタテインメント
公式サイト:http://www.judo-ryukobo.com/index.htm
伊坂幸太郎の同名小説を映画化した、
他人の嘘がわかってしまう男と、正確に時を刻む体内時計を持つ女。口から生まれてきたようないい加減な理屈をこねる演説の達人と、生まれついての若き天才スリ師。この奇妙な能力をもつ4人の男女がチームを組み、明るく楽しい銀行強盗を続けています。
しかし、突如現れた別の強盗に現金を奪われてしまうというアクシデントに遭い、困惑する彼ら。はたして裏切り者は誰?
ラブストーリーを盛り込んだおしゃれな犯罪映画ということでしょうが、知恵比べ、どんでん返しというコンゲームの観点ではやや物足りなさを感じます。
ホールドアップの時に演説するキャラクターがおもしろく、佐藤浩市、さすがの演技力です。(Neri)
陽気なギャングが地球を回す
5月13日より池袋シネマサンシャイン他にてロードショー
監督:前田哲
出演:大沢たかお 鈴木京香 佐藤浩市 松田翔太 大倉孝二
配給:松竹
公式サイト:http://www.yo-gang.com/
5月は「映画を知ろう!」ということで、今週は、意外に知られていない東京の映画資料館「東京国立近代美術館フィルムセンター」をご紹介しています。
東京・京橋にある東京国立近代美術館フィルムセンターは、日本で唯一の国立映画機関として1952年に開設されました。
映画フィルムや映画関係資料の収集・保存・復元、そししてこれらについての調査・研究というと、なんだかとてもお堅い感じを受けますが、“名画を安く見られる映画館”として、学生を中心に利用している人が多いと思います。
今は、ほとんどの作品がビデオやDVDで見られますが、映画は、やはりスクリーンで見るのが一番。
そして、監督など映画人の講演会や色々なイベントもあり、資料を公開している図書室も利用価値は高いと思います。
Memiさん曰く、『東京へ来たら、ショッピングや観光などのコースの一つとして、映画を見たりこういう映画資料館をぜひ訪れて下さい!』
東京国立近代美術館フィルムセンターhttp://www.momat.go.jp/FC/fc.htmlへ!