5月26日からの番組内容
「シネマ何でもええんちゃう」何でもあり、5月のテーマトークは「映画を知ろう!」、今週は映画テーマパークの老舗東映太秦映画村をご紹介します。
「今週のおすすめ」は、アメリカ映画「迷い婚〜全ての迷える女性たちへ〜」と「GOAL!」。
さらに、「Cinemambo/シネマンボ ANNEX」として、「GOAL!」の主運クノ・ベッカーとプロデューサーのマイク・ジェフリーズの単独インタビューをお届けします。
ぜひお聞き下さいね!!
「シネマ何でもええんちゃう」何でもあり、5月のテーマトークは「映画を知ろう!」、今週は映画テーマパークの老舗東映太秦映画村をご紹介します。
「今週のおすすめ」は、アメリカ映画「迷い婚〜全ての迷える女性たちへ〜」と「GOAL!」。
さらに、「Cinemambo/シネマンボ ANNEX」として、「GOAL!」の主運クノ・ベッカーとプロデューサーのマイク・ジェフリーズの単独インタビューをお届けします。
ぜひお聞き下さいね!!
ロブ・ライナー監督のラブコメは、やっぱり面白い!
結婚を控えたヒロインは、マリッジ・ブルー。そんな時に、亡くなった母が父との結婚直前に失踪したという事実を知ります。しかも、その失踪劇は有名な映画「卒業」のモデルになったということが判明。
つまり、祖母は“ミセス・ロビンソン”。
その祖母の反対を押し切って相手を調べ、真相究明の為会いに行くと、予想外の展開に…。
ヒロインのジェニファー・アニストンがとってもキュートで、母娘3代と関わるケビン・コスナーは久々の超二枚目役が素敵。“ミセス・ロビンソン”は、シャーリー・マクレーンが巧くこなしています。
「卒業」をモチーフにしたアイデアは、笑わせて、ホロリとさせて、アイデンティティと大切なものを再認識させる…究極のラブコメですね。
めちゃめちゃ楽しい!超おすすめ。(今週のおすすめ Neri)
迷い婚〜全ての迷える女性たちへ〜
5月27日より全国ロードショー
監督:ロブ・ライナー
出演:ジェニファー・アニストン ケビン・コスナー シャーリー・マクレーン
配給:ワーナーブラザース 映画
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/rumorhasit/
(C)2006 Warner Bros. Entertainment Inc. - U.S., Canada, Bahamas & Bermuda
(C)Village Roadshow Films (BVI) Limited - All Other Territories
南米の貧しい青年が、サッカー選手として夢を追い、世界最高峰のプレイヤーに成長するまでを描いた作品です。
家族でアメリカに密入国した主人公は、ある日サッカーの試合中にニューカッスル・ユナイテッドの元選手だった男の目にとまります。彼はニューカッスルに来て入団テストを受けるように進言。
た主人公は厳しい父の反対を押し切って渡英、幸運も手伝ってテストに合格しますが…。
最初から三部作として作られたこのシンデレラストーリーは、実際に目前のワールドカップで最終章を撮影するという、映画界にとってもサッカー界にとっても初の 快挙。
新人クノ・ベッカーが、等身大の夢見るサッカー青年を好演。父と子の心のすれ違いや家族愛に、ラブストーリーも盛り込まれ、サッカー映画としてだけではなく、一人の青年の成長物語としても、とても良くできています。
ベッカムやジダン、ラウールがそのまま俳優として登場するのも楽しいおまけです。(今週のおすすめ Memi)
GOAL!
5月27日よりサロンパス ルーブル丸の内ほか全国松竹・東急系にてロードショー
監督:ダニー・キャノン
出演:クノ・ベッカー アレッサンドロ・ニヴォラ
配給:東芝エンタテインメント
公式サイト:http://www.goalthemovie.jp/
「下妻物語」の中島哲也監督の最新作です。なので、期待度は高い、高い。
そして、見事に応えてくれた面白い作品です。
夢見る少女が教師から風俗嬢に転落、ヒモを殺して入獄し哀れな末路をたどるという、悲惨な人生の主人公。いくつかのターニングポイントで“明らかに違うだろう”という選択も、ただ、全力で人を愛し、傷つき、ひたむきに生きたというだけなのだろうと、納得させられてしまいます。
独特のユーモアが悲運の中で不思議なバランスをとり、見ている者の色々な感情を刺激させられます。
音楽、CG、アニメ、様々な手法を駆使しての中島哲也の表現は、ポップで魅力たっぷり。美術も素敵。
中谷美紀は、主演女優賞ものの熱演。ほかに誰ができる?と思わせる見事な演技です。
そして、彼女が生涯をかけて愛したダメ男の伊勢谷友介は、出演作の数といい、多彩な役柄といい、今、オダギリジョーと並ぶ日本映画の若手代表ですね。
回りを固める香川照之、市川実日子、黒沢あすか、柄本明というキャスティングも素晴らしく、狂言回しの役どころの瑛太が、いい味を出しています。(Neri)
嫌われ松子の一生
5月27日より全国東宝洋画系ロードショー
監督:中島哲也
出演:中谷美紀 瑛太 伊勢谷友介 香川照之 市川実日子
配給:東宝
公式サイト:http://kiraware.goo.ne.jp
(C)2006 「嫌われ松子の一生」製作委員会
京都の洛北にある東映太秦映画村は、1975年に東映京都撮影所の一部に作られました。斜陽の一途をたどる日本映画界では、広大な敷地を持つ撮影所の切り売りが必至という厳しい経済状況の中、東映のこの英断はかなり注目されました。
ロケーションの良さ、豊かな企画性などで京都の観光名所として成長、撮影所を支える大きな力となりました。
色々な社会情勢の中でいくつもの難関をくぐり抜け、30年続けてきたということはかなり凄いことですね。
戦隊ものや時代劇、サスペンスなど様々なテレビのコンテンツを持つ強みで、それらを巧みに盛り込んだ豊富なイベントなど、子供から大人まで楽しめるテーマパークです。
一方で撮影所スタジオの特別公開は、映画ファンにはたまらない魅力。
資料館としては、充実した資料を分かりやすく展示し、映画ファンからも専門家からも高く評価されている映画文化館があります。
う〜ん、また行ってみたくなりました。(^o^)
東映太秦映画村http://www.eigamura30.com/へ!
「シネマ何でもええんちゃう」何でもあり、5月のテーマトークは「映画を知ろう!」、今週は町全体が映画資料館のような、尾道をご紹介します。をご紹介します。
「今週のおすすめ」は、日本映画「雪に願うこと」とイギリス映画「ナイロビの蜂」。
ぜひお聞き下さいね!!
昨年の東京国際映画祭でグランプリを受賞した、感動作です。
東京で事業に失敗した男が、ふるさとの北海道に戻り、兄を訪ねます。長い間音信不通だった不義理な弟に、兄は自分のばんえい競馬の厩舎で働くよう、仕事着を与えるのでした。
担当するようになった馬や厩舎の仲間、若い女性騎手とのふれあいの中で、主人公は兄との葛藤も次第に溶けていき、再生への決意を固めるようになります。
役の大小にかかわらず、様々な作品に出演する伊勢谷友介は、オダギリジョーと同じく今の日本映画界の若手代表格。持てる個性と役の融合が見事ですね。
兄役の佐藤浩市は文句なしの巧さですし、小泉今日子の存在感も作品の重要なポイントになっています。
全てを包み込む大自然とばんえい競馬の力強さが、人の心を溶かし、そしてつなぐ…。根岸吉太郎の丁寧な演出は、心地よい感動をもたらしてくれました。(今週のおすすめ Neri)
雪に願うこと
2006年5月13日(土)全国東映系ロードショー
監督:根岸吉太郎
出演:佐藤浩市 伊勢谷友介 小泉今日子 吹石一恵 山崎努
配給:ビターズエンド
公式サイト:http://www.www.yukinega.com
(C)『雪に願うこと』フィルムパートナーズ
ジョン・ルカレの原作を「シティ・オブ・ゴッド」のフェルナンド・メイレレス監督で映画化、ということで、ものすごく期待していた作品です。
謎の死をとげた妻の秘密を探って、国家的な陰謀と対峙する外交官。アフリカの大地を舞台に、素晴らしい映像美とスリリングな展開。これぞ冒険ミステリー!良い映画は冒頭のシーンから心をつかみますが、刺激的な映像と挑発するような音楽で、文句なし。
ハードなアクションはありませんが、ガーデニングが趣味の静かな外交官が、疑惑を解き明かしていく過程で綴られる妻との愛の軌跡、そして感動の結末まで、緩急をおさえたフェルナンド・メイレレスの演出は見事です。
助演女優賞のレイチェル・ワイズは評判通りの好演、レイフ・ファインズも嫌みのない演技でベストキャスティングでしょう。 (今週のおすすめ Memi)
ナイロビの蜂
5月13日より丸の内プラゼール他全国松竹・東急系にてロードショー
監督:フェルナンド・メイレレス
出演:レイフ・ファインズ レイチェル・ワイズ
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
公式サイト:http://www.nairobi.jp
(C)2005 Focus Features,LLC
いま、一番注目され、次々と新しいことにチャレンジしているジョージ・クルーニー。彼がスティーヴン・ソダーバーグと設立した製作プロダクション“ セクション・エイト”が送り出す先サスペンス・ドラマです。
湾岸戦争で瀕死の重傷を負いながら、奇跡的に一命を取り留めた主人公は、殺人事件に巻き込まれ、精神病院に送られてしまいます。
そこで待ち受けていたのは、拘束衣(ジャケット)を着せられ、死体安置用の引き出しの中に閉じ込められるという実験的な治療でした。暗闇の中で意識を失った彼は、15年先の世界へタイムスリップしていたのです。
来と過去を行き来しながら繰り広げるサスペンスとラブストーリーは緊迫感にあふれ、見ている者も迷宮へとさまよい込んでしまいます。
過去と未来、現実と幻想が交錯して描かれる「バタフライ・エフェクト」や「エターナル・サンシャイン」のように、またひとつ斬新な作品が誕生しました。
主役のエイドリアン・ブロディは個性が生かされて好演、相手役のキーラ・ナイトレイも美しさに演技力が加わり、良いコンビネーションです。(Neri)
ジャケット
5月13日より池袋シネマサンシャイン他にてロードショー
監督:前田哲
出演:大沢たかお 鈴木京香 佐藤浩市 松田翔太 大倉孝二
配給:松竹
公式サイト:http://www.yo-gang.com/