ごあいさつ

みなさま、「シネマンボ」いつもご贔屓にしていただき、ありがとうございます。
ナビゲーターのMemiです!
丸4年BSQRの方でお世話になりましたが、4月からインターネットなどでも聞くことができるようになり、より多くの方に楽しんでいただける番組になるのではないかなと思っております。

今回からは相棒ができ、私もリラックスしておしゃべりできるようになりました。
通勤、通学、おうちでのリラックスタイムに、「何かおもしろい映画はないかなー」なんて時にちょっとしたヒントになればと思っています。

試行錯誤していきますので、コメントなどどしどしお寄せくださいね。(Memi)

◆Memiのプロフィル
ミュージシャン&ライター 
「喫茶ロック」収録の元杏のメンバー。
BSQR「楽音潮流 シネマンボ」ナビゲーター
キネ旬ムック「台流エンターテイメント」ポップス編担当 
CD「My song」「ネオマチス高野山1980」ほか SUB監督作品「DRIVE」挿入歌

◆杏のブログ
http://auzustory.exblog.jp/

リバティーン

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脚本の冒頭3行で出演ほ決めたという、ジョニー・デップの新作です。
17世紀のある時期を行き急いだ、放蕩の天才詩人の激しい生涯を描いています。
才能のままに挑発的な言動で人々の注目を集め、魅了する主人公は、放蕩の限りを尽くしますが、ある日一人の新人女優と出会い、彼女を大女優に育てようとします。
自由と引き替えの孤独、その対価の病気で身を滅ぼしていく強烈なキャラクターをこんなにも魅力的に演じられる人は、ジョニー・デップ以外にいないかも知れません。
映画の冒頭に投げかける挑戦的な言葉、ここからグイグイ引き込まれ、梅毒で鼻が落ちても、その壮絶な美しさは他の追随を許さず、鬼気迫る演技には圧倒されます。
彼の才能を評価し、熱い信頼を寄せる国王を演じるジョン・マルコビッチの巧さも光ります。(4/7今週のおすすめ作品)

監督:ローレンス・ダンモア
出演:ジョニー・デップ サマンサ・モートン ジョン・マルコヴィッチ
4月8日より、テアトルタイムズスクエア、シネセゾン渋谷ほか、全国ロードショー。
配給:メディアスーツ
公式サイト:http://www.libertine.jp/

ファイヤーウォール

IT社会の落とし穴を描いたサスペンスです。
コンピュータ・セキュリティのスペシャリストである主人公が構築した盗難防止システムは、業界でも屈指の防衛力を誇っています。
しかし、そこにも大きな落とし穴がありました。
強盗グループのリーダーは、その弱点を突いて銀行の資産を自分の講座に送金させるべく、巧妙な手口で迫ります。
苦境に陥る主人公にハリソン・フォード。たぷたぷしたお腹の贅肉もなんのその、家族を守るために奮闘する姿は永遠のヒーロー。
そして、ポール・ベタニーが、最低の悪党を演じていて、これがMemiさんのツボ。このあまりにひどい奴ぶりが魅力であり、映画の展開に大きく貢献しています。(4/7今週のおすすめ作品)

監督:リチャード・ロンクレイン
出演:ハリソン・フォード ポール・ベタニー
4月1日より渋谷東急ほか全国ロードショー
配給:ワーナーブラザース
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/firewall/

プロデューサーズ

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トニー賞12部門、史上最多受賞したブロードウェイ・ミュージカルの映画化です。
栄光は過去の遺物…落ちぶれたブロードウェイのプロデューサーは、帳簿を調べに来た会計士が発見した儲けの方法を実践する為、出資者から資金を集め最低のミュージカルを作ることになります。
二人は支持用最低の脚本を捜すことになり、うってつけの「春の日のヒトラー」を見つけます。
ブロードウェイが誇るスーパースターのネイサン・レインと、ミュージカルでも人気俳優になって活躍しているマシュー・ブロデリックのコンビが、さすがの演技。加えてミュージカル初トライのユマ・サーマンもセクシーで、歌もダンスも猛特訓しただけになかなかの仕上がりです。
ブロードウェイらしい、明るくて楽しいミュージカルですが、あまりに古典的な作りなので、斬新さを求める人には不満が残るかも知れません。

監督:スーザン・ストローマン
出演:ネイサン・レイン マシュー・ブロデリック ユマ・サーマン
4月8日より日劇1系ほか全国ロードショー
配給:ソニー・ピクチャーズエンターテインメント

最近の映画館事情と、香港の映画館について

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香港の映画館て…
番組でもお話したように、寒いんですよ。とにかく寒い。
映画館だけではなく、外が熱いせいか、屋内はホテルでもお店でも一様にかなりの低温になっています。
じっと座って見る映画館では、上着やショールは必須。Memiさんはホテルのバスタオルを持って行くと言っていましたが、これは名案ですね。ただ、かさばる。(^o^)
香港で映画を見るとき、タイミングの問題でしょうがガラガラの時が多いので、特に寒さがきついですね。
しかし、料金は安いし(600円〜800円)全席指定で、その日のうちならどの回の分も買えるというシステムが10年くらい前から定着しています。
ただ、香港人てエンドロールが始まるとすぐに帰るので、最後までエンドロールを見ていると、確実にひとりぼっちになります。(^o^)
しかも、掃除のおばちゃんの“早く出て行け”光線がすごいので、おちおちクレジットを確認していられない。それでもがんばりますけどね。
おばちゃんに、ゴミと一緒に掃き出されるように外へ出ると、そこは入って来た所ではありません。
これも香港の特徴。出口は裏口なんです。ショッピングモールの中のシネコンなら、裏口からお店の中を通って帰らざるを得なくなっていて、独立した建物ならば、完全に裏道に出ますから、帰り道の方向が不安。
「インファナルアフェア」をご覧になった方なら覚えているでしょう。
映画館で上司と密会した劉徳華(アンディ・ラウ)が出て行き、梁朝偉(トニー・レオン)が追いかけて行くシーン。あれは、あえて裏口を選んだように見えますが、そうではなく、実は正規の出口なのです。

 

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