10/28 (tue) 世界最強のタブラ奏者ザキール・フセイン来日!
「ザキール・フセイン&マスターズ・オブ・パーカッション」

ザキール・フセイン&マスターズ・オブ・パーカッション」
2008年10月28日(火)Bunkamuraオーチャードホール


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広大なインド亜大陸のリズムが炸裂するパーカッション音絵巻
インドの人間国宝にして、世界最強のタブラ奏者ザキール・フセインが新たな顔ぶれとともに一年ぶりに来日する。数千年の歴史を持つインド古典音楽を基盤に持ち、リメンバー・シャクティやタブラ・ビート・サイエンスの中核として、更には鼓童やレナート衛藤達とジャンルを超えたライヴ共演を行い、日本の音楽ファンを驚嘆させてきたザキール。今回は広大なインド亜大陸+αのパーカッション奏者達による汎インド伝統リズム・プロジェクト「ザキール・フセイン&マスターズ・オブ・ パーカッション」を率いての来日だ。
 十本の指を極限を越えて使い切るザキールの超速精緻なタブラに加え、東はミャンマーと国境を接する多雨の山岳地帯マニプル州からの伝統打楽器隊、西はパキスタンと国境を接する砂漠の州ラージャスターンの驚嘆すべき大道芸民俗楽器、そして、インド一の国際都市ムンバイからはザキールの末弟タウフィクがドラムスやアフリカのジェンベを持ち込み、更に中央アジアのウズベキスタンからイスラム神秘主義的なフレームドラムが加わる。点と点を変幻自在に繋いでいくターラ(インド古典音楽のリズム体系)に対して、インドを代表する弦楽器シタールとサーランギが煌びやかな音色でラーガ(旋律)を奏でる。
 宇宙はおよそ150億年前に起こった巨大な大爆発「Big Bang!」から始まった。インド古典音楽を起点にジャズ、ジャムバンド、音響派、全てを越えて無限に広がるザキール達のリズム世界は、DNAに刻まれた久遠の記憶を僕達に思い出させてくれるかもしれない。
−よろずエキゾ風物ライター サラーム海上


■日 時 2008年10月28日(火)      OPEN:18:00 / START:19:00
■会 場 Bunkamuraオーチャードホール
■出演者

Zakir Hussain / tablas
ザキール・フセイン / タブラ
V. Selvaganesh / various Carnatic percussion
V.セルバガネッシュ / ヴェアリアス カルナティック パーカッション
Navin Sharma / dholak
ナビン・シャルマ / ドーラク
Niladri Kumar / sitar
ニラドリ・クマール / シタール
Abbos Kosimov / doyra
アッボス・コシモフ / ドイラ
Khete Khan / khartal
ケーテ・カーン / カルタール
Dilshad Khan / sarangi
ディルシャド・カーン / サーランギ
Meitei Pung Cholom Performing Troupe / dancing drummers of Manipur
メイテ パン チョロム パフォーミング トループ / ダンシング ドラマー オブ マニプル

※都合により、変更になる可能性もございます。

■料 金 S席 ¥8,500  A席 ¥7,000(全席指定)

※保護者1名につき膝上であれば、3歳以下の乳幼児まで無料

■チケット取扱い   Bunkamuraチケットセンター   03-3477-9999
                          チケットぴあ    0570-02-9999(Pコード:300-506)
                          ローソンチケット  0570-000-777(Lコード:72622)
                          イープラス (パソコン&携帯)


■問い合わせ カンバセーション     03-5280-9996
■主 催 カンバセーション
■協 力 Bunkamura 
(株)ホットスタッフ・プロモーション
企画制作 カンバセーション



『ザキール・フセイン | Zakir Hussain』

ザキール・フセイン | Zakir Hussain ザキール・フセインは51年にインドのボンベイで生まれた。タブラ奏者の巨匠アラ・ラーカ(Allah Rahka)の息子である彼は、家族の伝統を維持するという宿命を享受し、幼少からインド民俗太鼓独特の複雑なリズムを熱心に勉強し始める。

  12歳になる頃には、北インドに所在するマスター・ミュージシャンの錚々足るメンバーと共演し、以後数え切れぬほどのセッションに参加。ラヴィ・シャンカールのタブラ奏者というポジションを父親から引継ぎ、70年にはシャンカールと共にフィルモア・イーストで米国デビューを果たした。ニューヨークに滞在中、ジョン・マクラフリン(g)と出会い、親交を深めたことをきっかけにShakti(シャクティ)を結成。

 グレイトフル・デッドのミッキ-・ハートやジェファーソン・スターシップ、ビル・ラズウェル、ヴァン・モリソンといった多彩なミュージシャンとの共演や、自分のバンド、リズム・エクスピリアンスの活動を通じて、果敢にワールド・ミュージックの普及に取り組んでいたことでも有名である。

  92年には、を立ち上げ、ワールド・ミュージックやインドの古典音楽をリリース。多忙な音楽活動と平行して映画俳優としても活躍しているフセインだが、映画『Heat And Dust』でジュリー・クリスティと共演したり、映画『In Custody』『Little Buddha』のサウンドトラックなどを手がけたりもしている。

  2004年にはタブラの生音とドラムン・ベース、ブレイク・ビーツを融合させたビル・ラズウェルとのユニット「TABLA BEAT SCIENCE(タブラ ビート サイエンス)」として、2005年1月には、ジョン・マクラフリンらとのユニット「Remember Shakti(リメンバー シャクティー)」として来日公演を果たし、満席の会場は、熱狂の渦で湧きかえった。

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